あなたに選択肢はありますか?

現在「働くスポーツアスリート」として、注目を集めている渡邊大介さん。いつも意識しているのは自分の限界に挑戦すること、言い換えれば「自分のリミット」を外すことだそうです。何がそこまで渡邊さんを挑戦に駆り立てるのか、お話を伺いました。
いつでも選べるようにしたいんです
幼いころから「興味の対象」が一定期間で変わる人間でした。
小学校から中学時代は剣道→ボクシング→相撲→サッカーと興味の対象が変わっていき、
中学では継続してサッカーをしていましたが、高校ではバンドに熱中、大学では勉強ばかりといった調子でした。
就職活動のタイミングで、自分の性格について振り返り、
入社後もやりたいことが変わる可能性について考えました。
この自分の性分を考慮した時に、仕事における興味もきっと変わるだろうと考え、
実際に自分の興味が変わった時に(例えば広告→メディアというように)
いつでもその選択肢を選ぶことができるよう、力をつけておこうと思ったんです。
やりたいことができた時(あるいは変わった時)、それを選択できないのは嫌ですから。
就職活動では様々な会社から内定を頂きましたが、
①業界が伸びている、②会社が伸びている、③若くして出世できる
この3つの条件が揃った今の会社を選択しました。
社会人になってからは、とにかく働きましたね。
まずは仕事で結果を出す必要があると考え、毎日夜遅くまでひたすら量をこなすようにしました。
あまり効率的ではないかもしれないのですが、
こうして「量をこなすこと」が仕事の「質」を向上させ、
結果として、自分に与えられる権限や使えるリソースも増え、
最終的には自分がやりたいことを「選択できる」自由度が高まることにつながります。
こうした経験から、僕が力をつけるために常々意識していることは、
「目の前のことに全力で取り組む」ということです。
よく仕事に愚痴をいう人がいますが、
その多くの人は「目の前のこと」に全力を尽くすことなく文句を言っていることが多く、
「まずは結果を出すべく量をこなせ」と思いますね。
僕は新卒の頃から、深夜過ぎまでワーカーホリックのように働いていた気がします。