資格試験によって自信を失ったり取り戻したり。何かに打ち込んでいるのが好きなんです。

【一歩先に士業を始めた女性の先輩をチェック】新年の「学びたい」気持ちに答えます! オンラインでの資格取得をサポートする『資格スクエア(http://www.shikaku-square.com/)』との協力でお送りする、「女性×資格」の特集です。  行政書士事務所を経営しながら、子育てをし、オンライン資格講座で講師も務める大内さん。司法試験に挫折して就職してからは自分に自信が持てなかったそうですが、行政書士の資格を取得して自信を取り戻せたとか。そんな大内さんの半生を伺いました。

大内 容子

おおうち ようこ|行政書士、資格スクエア講師
行政書士の資格を持ち、個人の事務所を経営する傍ら、資格スクエアにて講師も務める。

※この特集は資格スクエアの提供でお届けしました。
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活発で勉強もできる子


私は茨城県で生まれ育ちました。
母は塾の先生をやっていたので、私も学年に関係なく勉強をしていき、学校でも成績は良い方でした。
一方、運動も好きで、いつも学校帰りは外で遊んでいました。

しかし、琴、英語、塾、水泳、絵画など習いごともたくさんしていて、
遊べないフラストレーションもあり、学校では騒ぎ散らかしていましたね。
6年生の時に、「別のクラスに行け!」なんて数日追い出されてしまったこともあった程です。(笑)

そんな活発な小学生時代を送り、中学は姉と同じ東京の共立女子中学校に進学しました。
そこでは人前に立つのが好きで、学内のドッヂボール大会ではいつもリーダーをやり、
3年連続で優勝して壇上でトロフィーをもらっていました。
また、ある時から、テレビ番組で見た「検事」になりたいと思うようになっていきました。
議論で相手を納得させて、場をスッキリさせる姿がかっこいいと思ったんです。

中高一貫校だったので、卒業後もそのまま進学する道はありました。
しかし、姉と同じ道を辿っているし、なんとなく新しい環境に行ってみたいと思うようになり、
高校は受験して、青山学院高等部に進学することに決めました。

中学は女子校だったので、共学で男子がいる環境は新しく、面白かったですね。
そして、大学は内部進学で法学部に進むことにしました。

なくなっていく自信


大学に入ってからは特に法律の勉強をするわけでもなく、
アルバイトをしたり友だちとお茶したり、体育会の弓道部に所属したりと、大学生活を満喫していました。
そして2年生までは厚木キャンパスに通い、3年生になって青山キャンパスになってからは、
司法試験のために資格予備校に通うようになりました。

ただ、一生懸命勉強はしているものの、あまり勉強のやり方が分かっていませんでしたね。
それまでの受験勉強等は、教科書の内容を暗記すれば点数が取れました。
しかし、法律は暗記ではなく、論理的に物事を考えていくことが大切なのに、
私はただ教科書の内容を目に写しているだけで、自分の頭では考えられていなかったんです。
とはいえ、昔から勉強もできたし、一生懸命やればなんとかなると私自身も親も信じていたので、
就職活動などはせず、司法試験を目指して勉強を続けていきました。

そして卒業後も予備校に行き、自習室にこもる毎日でした。
そこでは友だちができると、自分より優秀な人がいることを目の当たりにすることもありました。
すると、少しずつ自信がなくなっていき、数年間挑戦しても司法試験合格はできず、
モチベーションも続かなくなっていき、親にも心配されるようになっていきました。

そして遂に25歳の時に司法試験は諦め、これまで学んだ法律を活かして法律事務所に就職することにしたんです。

もっと自分を追い込みたい


働き始めてからは、裁判の資料作りを手伝ったり、秘書的な仕事をしたりと、
今まで学んだことを仕事に活用できたので、楽しく過ごしていました。

ただ、自分は新卒ではなく中途社員として入社したのにスキルや職務経験がなかったので自信なんてなく、
何かを身につけたいと、パソコン検定や秘書検定など、様々な資格にもチャレンジしていきました。

そうやって2年程必死に働いていくと、今度は大きい組織で働いてみたいという気持ちが湧いてきました。
ただ、キャリア的にも正社員は難しかったので、派遣会社に登録したところ、
銀行で秘書の仕事が見つかり、そこに転職することにしたんです。

そして、銀行では部長の秘書としてスケジュール調整をしたり、事務作業をしたりして過ごしていました。
しかし、仕事はあまり忙しくなく、定時に終わると食事の誘いなどがたくさんあり、
何かに打ち込んでいるのが好きな私にとっては環境が良すぎて、逆に少しぬるいと感じてしまったんです。
もっと自分を追い込みたい、今のままじゃ私の存在意義はどこにあるんだろう、そんなことを感じるようになりました。

そこで、行政書士の資格を目指すことにしたんです。
行政書士は、今までの法律の知識を活かせ、かつ比較的取りやすい資格でした。

試験当日までは2ヶ月しかないし、仕事もしていたので、とにかく合間をぬって効率よく勉強していきました。
朝早く起きたり、昼休みを使ったりして忙しかったけれど、その忙しさが心地よく、充実感を感じていましたね。

そして、2ヶ月の勉強の末、無事行政書士の試験に合格することができたんです。

独立開業という新しい挑戦


資格を取ったら、試験前はそんなことは考えていなかったのに、行政書士の資格を使った仕事をしたいと思うようになっていきました。
そして、友だちに誘われて士業の人が集まる交流会に行くと、
弁護士や弁理士事務所でも、行政書士にしかできない許認可申請などが関わることがあり、
行政書士に事務所内にいて欲しいというニーズがあることが分かったんです。

そして、ある弁理士の事務所内に席を置かせてもらうことになり、私は行政書士として独立することにしました。
特に背負っているものも大きくなかったので、できる限り挑戦してみたいと思ったんです。

行政書士にとって30歳はわりと若く、また女性はそこまで多くなかったので、
色々な会の役員として働かせてもらうこともあり、多くの繋がりができました。
そうした繋がりからお仕事を依頼されることも多く、仕事も順調でしたね。

そうやって2年ほど経った時、できたばかりの法科大学院に進まないかと誘われました。
私と同じように、司法試験で挫折し、行政書士として働いている人が法科大学院に通っていて、
その人に「絶対に合っている」と強く誘ってもらったので、法科大学院に進むことにしたんです。
実際、行政書士だと資格としてできない範囲の仕事もあるので、私自身また挑戦したいという気持ちもありました。

そして、新規の仕事は受けずに仕事量を減らしながら2年間大学院で勉強しました。
そこでは教授から法律の考え方をみっちり学べたし、さらに色々な人との繋がりができましたね。
しかし、卒業後に受けた司法試験は、結局合格できませんでした。

子育てをしながら自分のペースで仕事を


その後、子育てが中心になり、行政書士の仕事は少しだけやっている状況だった時に、
資格スクエアというオンライン資格講座で、行政書士試験の講師をやらないかと話をもらったんです。
母も塾の先生だし、私自身昔から家庭教師や塾の講師をやっていたこともあり、
資格の講師をずっとやってみたいと思っていたので、願ってもない話でした。

しかも、オンラインの録画授業での講師なので、子育てをしながらでも融通が効き非常に助かりました。
家で空いている時間に講義の準備をできるし、収録に行く時間もある程度融通が効くんです。

今後はこのオンライン講師を続けながら、子育てと合わせて行政書士の仕事もできる限りやっていきたいですね。
行政書士の仕事って何か、相談する人は厳密にはあまりわからないと思うんです。
ただ、弁護士よりハードルが低く、相談しやすい人程度に思ってもらってもいいんです。
実際、お話を聞いて行政書士の業務ではできないことは、弁護士や他の士業の方をご紹介することもあります。

最近では、学校でのいじめに関する相談をされ、書面をつくるお手伝いなどしました。
私自身子どもができたこともあって関心のある問題で、手伝って喜んでもらえたのは嬉しかったですね。
期待してもらって、それに応えられた瞬間が何よりの喜びなんです。

私は大学卒業後にストレートに就職したわけじゃないから、社会人歴として劣っている部分もあると感じていた時期もあるけど、
行政書士の資格を取ってからはいつでも戻れる場所があると、自信を持つことができました。
特に女性は出産とかを挟むと仕事に戻りづらくなるけど、私は資格のお陰で自分で仕事ができるので、本当に助かっています。

なので、これからも自分の行政書士の仕事としても頑張って行きたいけど、
講師として、多くの人が資格を取れるように、お手伝いしていけたらと思います。

2015.01.06

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