東京都港区で生まれました。母が好きだった影響で、幼いころからよくディズニーランドに通っていました。特に好きだったのがショーやパレードです。出演者やお客様によって毎回新しい変化や発見があるところに惹きつけられていました。そんな中、笑顔でステージに立つキャストのお姉さんに、強い憧れを抱くようになりました。

幼い頃から人に何かを見せて楽しんでもらうことが大好きでした。母の買い物について行くと、洋服屋さんの試着室をステージにして、見知らぬお客様や店員さんに歌や踊りを披露していましたね。

中学入学後、友人に連れられて観たミュージカル部の舞台に圧倒され、入部を決意。初舞台は『美女と野獣』の村人やお皿の役でした。最初は、ただ舞台の上手から下手へと歩くことも恥ずかしくてたまらなかったのですが、練習するうちに演じる楽しさに目覚め、徐々に部活にのめり込むようになりました。朝も放課後も学校で練習し、家に帰っても歌や踊りの自主練。くたくたになって眠る毎日でした。

初めて名前のある役をもらった中学3年生の文化祭。本番直前、馬鹿にした様子で「ミュージカルとかウケるんだけど。暇だから見てみる?」と言う他校の男子生徒の声が聞こえてきました。大会などが存在しないミュージカル部にとって、文化祭公演は自分たちが半年間、命をかけてやってきたことを披露する場。そういう言い方をされたのは本当に悔しくて、絶対に感動させるんだ!と燃えましたね。

無事本番を終え、出口でお客様を見送りながらご挨拶をしていたら、公演前に馬鹿にしていた男子生徒たちが感動して泣きながら出てきました。たった1時間半でも、皆で心を込めて全力で創ったものはこんなにも人の心を動かすことができるのかと、舞台の持つ力の大きさを感じました。同時に、音楽や舞台に興味のない方達に対しても何かを届けることができるのだと、やりがいや達成感も覚えました。

ちなみにこの時の作品は『ライオン・キング』。私はハイエナの「シェンジ役」だったので、特に感動をお届けする役割ではありませんでしたけど(笑)。でもハイエナとして全力で作品をお届けしたつもりです。