私は大阪に生まれ、小学校以降は東京で育ちました。中学高校と都内の学校に通い、あまり将来のことは考えていない、所謂普通の高校生でした。

卒業後の進路を考えるようになると、理系が苦手だから文系、物事の動きを大きく捉えて考えるようなことが好きだから経済学部、といった調子でした。特に、面倒くさがりで、物事を効率よく手数を少なくこなしたい性格だったので、マクロ的な構造を考えるような学問が性にあっていましたね。

しかし、1浪して慶應大学の経済学部に入学すると、勉強というよりはサークルやアルバイトに打ち込む日々を過ごし始めました。同じ高校から現役入学していた友人の誘いからテニスサークルに入り、出席率はそこまで良くなかったものの、途中からは部長に任命され、OB、OG含め100名以上のサークルをまとめることに。元々率先してリーダーになるようなタイプでは無かったのですが、人が活躍する環境を作ることにやりがいを感じるタイプではあったので、充実した経験でした。

また、アルバイトではカフェやコンビニに始まり、司法書士の事務所やカード会社の督促情報整理等、様々な業種を経験しました。

その後、大学3年になり就職活動を迎えると、バブルが崩壊し終身雇用は終わりだという風潮があり、就職氷河期だったこともあり、「何か手に職をつけたい」というぼんやりとした思いがありました。

また、Windows95の発売など、インターネットの潮流が出て来ており、アルバイト等でPCに触れる中で、その可能性を感じていたこともあり、色々なものを作る中でITは欠かせなくなっていくだろうと感じ、IT業界を志望するようになったんです。

とはいえ、周りは皆金融や商社に進む学生が多かったので、知識の無い分野に進むことへの不安はありましたね。そこで、経験が無くても暖かく見守って育ててくれそうな大手企業を志望し、NTTソフトウェア株式会社というSIerに就職を決めました。