私は熊本県熊本市に生まれ、地元の小中学校に通いました。小さい頃から要領が良かったので学校の勉強は得意で、高校は県内一番の公立高校に進学しました。特別勉強が好きという訳ではなかったものの、所属していた弓道部を引退してからは、進学校ということもあり、特に勉強に打ち込むようになっていきました。反抗期のパワーを勉強に注ぐような感じでしたね。(笑)

そんなこともあり、成績は良かったので、卒業後は東京大学に進学し、将来は国家公務員になろうかな、とぼんやりと考えるようになりました。明確な思いがあったわけではなく、成績が良いから東大、東大といえば国家公務員という感じでしたね。

また、幼い頃から漠然と海外への関心が強く、将来は海外に留学してみたいなと感じていました。田舎で外国人など周りにいない環境だったのですが、小学生の時に、おそらくホームステイか何かで来ていた方に“Hello”と言われて、初めて見た外国人の方に驚き、笑いながら逃げてしまったことがあったんです。それ以来、無知は恥ずかしいと思い、英語の勉強に注力していきました。

高校を卒業後は、銀行員の親の影響から東京大学文科二類に進学しました。まさに“大学デビュー”という感じで、「東京すげー」とか、「テニスサークル楽しい」とか、最初の2年間はサークルと家庭教師のバイト、そして遊びを中心に過ぎていきました。

その後、3年生になると、そろそろ国家試験の勉強をしようと思い、その分野のゼミを選び、眼鏡を新しく買いました。(笑)しかし、先輩にもらったテキストを見たら、こんなの勉強するのか、と不安を感じてしまったんです。

加えて、元々国家公務員になれば、海外留学が出来そうだ、という気持ちで志望していたこともあり、それなら沢山稼いで自分で行けばいいと考えるようになり、最終的には、親の話で聞いていた金融とは違う、投資銀行という概念の新しさに惹かれ、ゴールドマン・サックスの投資銀行部門に就職を決めました。