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大切な人が、そこにいたいと思える空間づくりを。
「想い」から始まる、空間活用プロジェクト。

田中 梢さん/コンスーマーエクスペリエンスプロデューサー(“体験”の企画マーケティング)

はてぶ

ソニーにて、長年商品企画に携わってきた田中さん。現在は、Life Space UXの「コンスーマーエクスペリエンスプロデューサー」として、空間そのものを生かしながら新たな体験を創り出す仕事に取り組んでいます。幼い頃から勉強も習い事も、何でも自分でゴールを決めて取り組んできた田中さんが母となった今、目に映るゴールとはいったいどんなものなのでしょう。お話を伺いました。

目標を決めて取り組んだ新潟時代

新潟県新潟市で生まれ、高校まで地元で過ごしました。子供の頃から、活発なタイプでしたね。幼稚園の時、迎えに来てくれた母に鉄棒の技を見せようとしたら、失敗してアゴを痛烈に打ち、7針も縫う怪我をしてしまって。そのくらい活発というか、おてんばな女の子でした(笑)。幼稚園の運動会ではマーチングの指揮を担当したり、小学校では学級委員を務めたり、友達とワイワイ楽しく活発に過ごしていた、そんな思い出が多いです。

一方、心配性で、何事にも念入りに準備をする癖がありました。通っていた中学校は中間試験がなく、期末試験のみで成績が決まるシステムでした。年に2、3回頑張るだけで結果が残せるので、テストの1ヶ月くらい前から「この日はこの科目をこのページまでやる」とスケジュールを作り、毎日こなしていくんです。気がつくと、目標を立ててちょっとずつこなしていく、ということが好きになっていました。

両親から、勉強しろと言われた記憶は無いのですが、テストが終わった日や、通信簿を持って帰る日には、母が、家でお手製のピザなど豪華なお料理を作って待っていてくれたので、その母を喜ばせたかった、というのはあったのかなと思います。

父は一級建築士で、きっちりしていて厳しい一面もあったのですが、「興味があることは全部やってみるといいよ」と言ってくれていたので、ピアノや吹奏楽、習字や英会話など、小さい頃からいろいろと習わせてもらいました。どれも、自分で目標や計画を立てていましたね。

ただ、目標って、どこかで達成できなくなる瞬間がやってきます。ピアノを始めて10年もすると、自分の能力の限界に気づきます。プロや先生になるほどの実力はない。そんなことが分かってくると「毎週やってるこれは、いったい何のためなんだ?」という気持ちになりますし、「やめたいな」という怠け心が生まれてきちゃうんです。

それでも、「これをやったよね」という成果ができるまでは習い事もやめさせてもらえなかった。そのおかげで、何か結果を出すまでは続ける、という姿勢が自然と身に付いたのかもしれません。

高校で挫折、上京して味わった不安