退職、結婚を経て会社の後継ぎに。
起業をする気持ちで挑戦します。

「感動とエンターテインメント」というテーマのもと、業務用の食品メーカーの後継者として、新しい挑戦の準備を進める篠田さん。大手IT企業を退職し、業界も規模も全く異なる会社に転職した背景には、どのようなキッカケがあったのでしょうか?
ディズニーへの強烈な憧れ
小さい頃から、ディズニーランドが大好きでした。
初めて行ったのは小学1年生の時、家族旅行のことでした。
存在自体は知っていたのですが、
「こんなところがあるのか!」
と驚きましたね。
特にシンデレラ城のツアーで、たまたま案内のお兄さんに選ばれて、
アトラクションの一環で、僕だけヒーローのメダルをもらったんです。
その瞬間、ここのお兄さんになろうと決めたんです。
本当にすごく嬉しくて、強烈に憧れたんですよね。
実家は岐阜だったのですが、それ以来、毎年必ず通うようになりました。
それに留まらず、自分なりに研究を始めるようになり、ディズニーを調べるのが趣味になったんです。
本もたくさん読んだし、オリエンタルランドの広報に問い合わせて、資料を取り寄せたこともありました。
「なんで?」と思ったことは全て調べました。
気づけば段々と経営につながっていき、ただのディズニー好きから、経営分析に変わっていったんですよね。
そんな背景もあり、高校3年生を迎える頃には、大学で経営を学びたいと考えるようになっていました。
ディズニーで働くという目的もあったので、東京の大学に進学することに決めたんです。