私は東京で生まれました。裕福な家庭ではなかったので、小さな頃は習い事はあまりさせてもらえず、中学生になって初めて部活で野部を始めました。そこではキャプテンを務めたのですが、野球の才能を感じられず、高校ではバレーボール部に入りました。しかし、どちらもこれといって熱中できなかったんです。

また、将来はお笑い芸人か声優になりたいと夢見ていました。しかし、芸能界で生活するのは現実的に厳しいと考えて、すぐに諦めてしまいました。

そんな生活を送っていたので、何かに夢中になって努力することに対して憧れがありました。そこで、大学の付属高校に通っていていながら、大学受験をして外部の学校を目指すことにしたんです。とはいえ、東大に入るほどの勉強をするわけでもなかったので、実際に大学に入学した時には、ふと「自分の人生つまらないなぁ」と思ってしまったんです。

しかし、その人生を選んできたのは自分自身。そこで、大学では「やりたいこと」を見つけようと考えていました。そして、水上スキーを始めることにしました。ほとんどの人が大学から始めるスポーツなので、初心者でも全国を目指すことができると考えたんです。

ただ、水上スキーは用具などにお金がかかるので、最初は親に反対されました。しかし、今回だけは絶対諦めたくなかったので必死に説得すると、援助してくれるようになったんです。

大学生活は水上スキーのことしか考えていませんでした。水面が荒れていない朝の4時半頃から練習し、部活の時間以外はアルバイトをする生活。合宿所で寝泊まりしていて、授業にはほとんど行きませんでしたし、家にもあまり帰りませんでしたね。とにかく、水上スキーをやりきって、団体戦で全国優勝することを目指していたんです。