僕は千葉県で生まれ育ちました。小さな頃から器用で何でもできる反面、何をするにもすぐに飽きてしまう性格でした。私立の中高一貫校に通っていたので、高校卒業後は大学に進学するのが当然の雰囲気でしたが、僕は将来やりたいことなんて特にはなく、あえて挙げるなら自分の手でものをつくることが好きでしたね。とは言え、美術部でもないので美大を目指すことはありませんでした。

結局、現役ではどこにも合格できず浪人することになりましたが、ある程度の偏差値以上であればどこの大学でも良いと思っていました。受験科目は国語、英語、日本史に絞っていたのですが、英語がとにかく嫌いでしたね。そのせいか、他2教科と比べても英語の偏差値は伸び悩んでいました。

そんな浪人中のある日、友達と野球ゲームをすることがありました。僕は能力値の高い選手を集めたオリジナルチームを作り、対する友人はそこまで強くないチームを選択したのですが、結果は僕の大敗でした。その時、友達に「経験の差だよ」と言われたんです。

この言葉を聞いて、僕は能力値の高い選手を「使いこなせていない」ことに気づき、それは英語でも同じことだと発見したんです。いくら英単語や熟語という「武器」を用意しても、それを使いこなせなければ文章は読めないと。この時まで、1つの長文を数日かけて読むような勉強をしていたのですが、それでは受験でも通用しないと痛感し、それ以降は持っている知識を使いこなすことを意識して長文読解を中心に勉強することにしました。

その結果、英語の成績はぐんぐん伸び、1年の浪人の末、早稲田大学商学部に進学することができました。