私は大分で生まれ、東京で育ちました。

小さい頃に川崎病で入院したことがあって、毎日注射で泣いていました。
しかし、先生や看護婦さんがいい人だったからか、病院という空間が好きでした。

ただ、医療の道に進みたいとは全く思っていなくて、読書が好きだったので、将来は編集者になりたいと思っていました。
でも、高校1年生で文理を選択する時に、突然「獣医になりたい」と思いついちゃって、理系の道を選んだんです。
自分でもなぜかは分からないけど、「自分は獣医になるんだ」と確信に近い感覚でした。

とはいえ、獣医学科に入るには学力が全然足りてなかったので、
他に何か方法は、ということで推薦入学を目指すことにしました。

色々な大学の獣医学部の先生に会いに行き、自分が獣医学部に入りたいと思っていることを伝え、何を面接で話せばいいのか精査していきました。
また、川崎病が心臓の血管の病気だったので、心臓に関わることを勉強したいと思い、循環器科の先生に入試前に電話を入れました。
そのことが担当面接官の耳に入っていたこともあってか、無事に麻布大学に進学することができたんです。

大学では勉強をしつつ、小説を書いたり、自分でキャラクターをつくってイラストを書いたり、趣味で色々なことをしていました。
ただ、仕事としては将来は一生獣医を続けると考えていました。