悩み、不安は悪いものと思っていませんか?

居酒屋のようにみんなが気軽に立ち寄れるカウンセリングのお店、通称”メンタル屋”にて多くの方の悩みを日々聞いている久保田さん。 30歳の時に久保田さんに訪れた予想外の事件、その事件を経て、どういった経緯で独立を決意したのか、伺いました。

久保田 葉

くぼた よう|日本橋のメンタル屋さん
日本橋で居酒屋のように気軽に立ち寄れるカウンセリングのお店、通称「メンタル屋さん」を経営。
現在は、「メンタル屋さん」にてスポーツ選手や、経営者をはじめとして、大人から子供まで幅広くカウンセリングを行っている。
月に一度、メンタルを酒の肴にした“メンタルな夜”というイベントの開催も手がけている。
日本橋のメンタル屋さん こころの居酒屋

一緒に笑いあって、楽しめるから人といるのが好きだった


僕の父親の職業はちょっと珍しいかもですが絵描きでした。
絵描きという職業は若くして成功する人は少ないもので、御多分にもれず父の絵を買ってくれる人は少なかったんですね。
しかし父親の人柄もあったと思います、知人が友人を、お客さんがお客さんを連れてきて、毎晩、毎晩、絵を買う代わりに大宴会が行われていました(笑)
そんな時には、子供たちも一緒について来ているので、兄と僕はその子供たちのお世話係です。みんなでトランプしたり、
組体操を練習して親の前で発表して喜んでもらったり、色々なことをしましたね。

そんな風に、みんなが楽しんでくれるのがうれしかった一方で、僕がいつも気になっていたのは、なかなか遊びに入り込
めていない子供たちです。どうやったらその子たちが輪に入りやすくなるか、楽しく遊べるようになるのか、
いつの間にか考えるようになっていました。
小学校から大学、社会人までずっと野球部に所属していたのですが、野球はヘタクソでも盛り上げ役ばっかりしていたのは
そんな原体験があるからですかね(笑)

今、自分の幼少期を振り返って思うのは、いつもたくさんの人に囲まれて生活をしていたということです。そのおかげで、
こんなに明るい性格になってしまったのかもしれません(笑)

社会人になってからも、たくさんの人に囲まれて、一緒に盛り上がったり、いろんな相談を受けることが多かったです。
部下や友達、家族問わず様々な相談を受けていました。たまにそんなに人の話ばかり聞いて大変ですねと
言われるのですが、楽しいから苦にならないんですよ。
むしろ自分としては、人が大好きだったし、相談にのることが好きだったし、人の役に立てていると考えていましたから。
充実した毎日だったと思います。

友達の自殺、そして独立を決意


仕事にプライベートに20代を楽しく過ごしていたのですが、僕が30歳の時にいつも一緒に野球をしていた仲間が自殺
してしまったんです。
ずっと相手のことをわかっているつもりでしたし、まさかそんな事が起こるとも思っていませんでした。
しかも後になって思えばいくつもサインが出ていたんです。

「自分はその友達の何もわかっていなかったんだ!」
「相談をうけて、自分が勝手に満足していただけじゃないのか?」

そう思った時、自分の力不足が情けなく、自分を許せず、絶望の淵に追い込まれたような気分でした。
まさにハンマーで頭を殴られたような感じで、人生で一番泣き、一番つらかったことを覚えています。

そんな中、彼の死にどんな意味があるのか?必死に考えました。
悩んで、悩んで、悩んだ挙句に二つの決意をしたんです。

それは、「目の前の人の話は死ぬ気で一生懸命聞くこと」
そして、「人にかかわる仕事をすること」でした。

この時、独立を思い立ったのですが、奥さんやまだ幼い娘たち家族を食わせられるのか?
買ったばかりの○千万のマンションのローンどうすんだ?と「できない理由」ばっかり見つけて、
なかなか一歩を踏み出せません。
そこから踏み出せない自分にイライラ、悶々とする悩ましい時間が6年間も続きます(笑)

不思議なもので、言霊って本当にあるんですね。
決断する時って、なんだかまったく力が抜けて、リスクや未来について考えなくなるようです。
それは思わぬところ、「何とかカラを破りたい!」と思い切って跳んだバンジージャンプの係りのおじさんの言葉でした(笑)
高いところが苦手なくせに、ビビりながらバンジージャンプの階段を昇ったジャンプ台で

「おっちゃん、これ高いっすねー。。。」と情けない声を出す自分に
「高いよー!考えたら飛べないよ(笑)」と笑顔のおっちゃん。

そっか。考えたら飛べないよなぁ。。
この言葉が、なんだかす~っと腑に落ちた覚えがあります。
人間は考えすぎることによって、何もできなくなるんだと実感しました。

心理療法、メンタルトレーニング、催眠、何でもござれの気楽な場所


カウンセリングとか心理療法に行くことはかっこ悪いし、うしろめたいことと思っている人がいるけど、
僕はちょっと違うと思うんです。

もともと人間は防衛本能が働き、身を守ろうとするためリスクを予測します。すると当然不安になり、怖くて動けず
に悩みだしてしまうんですよ。これは残念ながら全ての人間に共通のことのようです。

そんな心と体の仕組みを知らないと、人は悩むこと自体、悪いこと、弱いことだと思ってしまう。
でも僕は、この誤解を解いてあげたいんです。不安になることも、悩むことも、必ず起こる。それらは人間の成長に
必要なものなので、もっと前向きに悩みと向き合っていこう。いつも繰り返しそのことを言っています。
そのうえで、悩んでいる人がとにかく気軽に来れる場所を作りたいんです。
ちょうど自分が子供の時、久留米の田舎で父親に会いに来た人が感じていたような、そんなリラックスした雰囲気で来れる場所を作りたいんですよね。

現在僕は、月に一度「メンタルな夜!」という名前でメンタルを酒の肴にした宴会風セミナーも実施しています(笑)
そこには、自分と向き合い考え方や行動を変えようとしている人、ただのお酒好き、何かにチャレンジしている人など
いろんな人が集まります。そんなみんなが、のんびり気楽に一緒にお酒を飲んでいる姿を見ると本当にうれしいんですよ。

人はそんなすぐ変われない、でも変わることはできる


みなさん痛いほどわかると思いますが、今までの習慣を変える事ってすごく難しいですよね。
でも、苦しい時ってすぐに結果を求めちゃうんですよ。
欲しい結果が手に入らないと焦って、焦れば焦るほど変化が感じられなくなります。

そんな人には、小学校の頃やった九九を思い出してほしいんですよ。
「ににんがご!」とか何度も間違えながら、覚えるまでに何百回と徹底した反復をしましたよね(笑)
どうやら人間の脳は反復しないと習慣にならないようにできているようです。
みなさんがそんな反復をコツコツ根気強く続けられるお手伝い役として、僕がいるんだと思っています。
僕は人が変われるということを知っているし、変わるまで一緒に二人三脚でサポートすることが最高の喜びです。
今日もメンタル屋さんではみなさんのチャレンジを応援してます。

2014.02.27

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