僕は昔からアニメやゲームが好きでした。
現実の常識を飛び抜けた世界観や、そこに広がる価値観、話の中で出てくる人間離れした能力などがとにかく魅力的で、

「こういった世界観の中で生活ができたら、どんなに面白いんだろう?」

といつも思っていました。

でも、アニメやゲームの世界から現実世界に戻るとがっかりするんです。

現実世界では、いきなり宇宙人が襲ってくるなんてことは起こらないし、
重力に縛られているため、空を飛ぶことなんてできない、
肉体に束縛されているから、もちろん「かめはめ波」なんて打つこともできないんですよ。

また僕は、いつも自分の身の回りの空間を意識して、
「急に重力が反転したらどうなるか」ということや、
「いきなり自分の体が横に100m伸びたりしないだろうか?」というような、
実際に起こったら面白いであろう非現実的な現象をイメージしていました。

でも、そんなことはいくらイメージしても実際に起きてはくれないんです。

そんな現実世界というものにずっと疑問を持っていましたね。

次第に「人は空を飛べないし、かめはめ波も打てない」という様な、
世の中の「原理原則」を覆すことが僕の使命だと思うようになり、
小学校の頃から、本気で「いつか空を飛びたい」ということを夢見るようになりました。

そんなことを考えているうちに中学校の頃から興味を持つようになったのが、空間デザインの仕事でした。
空間デザインによって、例えば自分が空を飛んでいるような感覚になれる、
「異世界の空間を味わえる場」を作れるかもしれないと思ったんです。

そういった思いから将来は建築家を目指すことにしました。