小さい頃から「自分で考えて決めること」の大切さを教わって育ちました。小学校のときは6年間剣道をしていたのですが、中学校では野球をやりたいと思い、かつ自分でも努力次第で試合に出て活躍できそうな野球部に入ろうという理由で、地元の国立大学の附属中学校を受験しました。塾にも入らず、自分で勉強をしていましたね。

中学校の入学式前日、父親から、「もう大人だから、全部好きにやっていい、でも責任はとれ」と言われたのを覚えています。そんな影響もあってか、中学校までの自由で楽しく結果も出ていた野球部から、高校の堅苦しい野球部に入ったとき、夏には退部してしまいました。ここに3年間も費やすのはもったいないなと感じたんです。

自分で責任をとるなら、やりたいことをやらないと損だと思っていましたね。中学高校は、黙っていると周りから怖がられ、あまり友達も多くなかった気がします。ある日、今日は誰も話しかけてこないなと思っていたら、「あいつは今日不機嫌らしい」と噂されていたということもありました。(笑)自分でも、あまりコミュニケーションが得意だとは思っていませんでしたね。

それが少し変わり始めたのは、大学でスキークラブに入ってからでした。最初は、同じ高校出身の同級生について行き、新歓の飲み会に参加したのですが、なんだか人間味があり面白い人たちだなと思い、惹かれていきました。スキーなんてまったく興味もなかったのですが、人に惹かれてそのクラブに入ることに決めたんですよね。

結果として大学生活のほとんどの時間はスキークラブに費やしました。300人規模の大会の実行委員長を務め、触れ合う人の幅もぐっと広がりました。そして熱中した結果かどうかわかりませんが、6年間も大学にいたんですよね。