親子三代、医者という家庭で育ちました。周りの大人の背中を見て育ったこともあり、困った人を助けるということは、すごく身近にありましたね。ところが、近くで見ていたからこそ、医者にはなりたくないとも思っていました。とにかく飽きっぽい性格で、同じことを続けられないタイプなんですよね。意味のある仕事だと思う反面、毎日同じように診療を繰り返すのは自分に合わないなぁと感じたんです。

「ここにエキサイトはない」そんな感覚を持ったのを覚えています。

もっぱら関心を持っていたのは、人が価値だと思ってないことを見つけることでした。小学生の頃、空き瓶が幾らかで売れることを知ってから、周りの子供たちを集め、見つけて来た瓶の数を競わせ、一番の子に安いお菓子をあげるというゲームを作って、差額をもらっていました。いわゆるブローカーですね。見つけて来たものに自分で工夫とルールを加えて、鞘を取るようなことを繰り返していました。

大学生になる頃には、中古車販売や家庭教師の斡旋などで、学生ながら年収は数百万に上っていました。