コピーライターから事業作りへ!
可能性はこんなもんじゃないと思うんです。

「オトナこそ、カラダを動かすことを楽しんでほしい」というコンセプトで、スポーツを楽しむ人を増やすためのメディア「STANDS! by All Sports community(以下、STANDS!)」を運営する後藤さん。コピーライターとしてのキャリアを積みながら、事業会社にて新規メディア立ち上げに挑む背景には、自身が育った業界を取り巻く環境への、強い思いがありました。

後藤 亮輔

ごとう りょうすけ|Webメディア編集長
株式会社フォトクリエイトにて、カラダを動かすことの楽しさや面白さを伝えるWebマガジン
「STANDS! by All Sports community」の責任者を務める。

STANDS!
株式会社フォトクリエイト

内定辞退、2回目の就職活動


軟式テニスに明け暮れた中高時代を経て、大学に入ってからはビジネスに関心を持ち出しました。父親が経営者だったこともあり、経済の話などをする中でビジネスに関心をもつようになったんですよね。大学に入ってからは当時まだメジャーでなかったインターンをしたり、学生起業をしている友達の会社を手伝ったりしていました。

就職活動の時期になると、ベンチャー企業を見て回っていました。「3年働いて独立しよう」と、ぼんやり思っていたんですよね。見ていく中で、勢いがあったベンチャーに入社することに決めました。何か自分で起こせそうな気がしたんですよ。

その後、早速内定者の時からインターンを始め、営業の仕事に携わりました。ところが、なんだか会社の雰囲気や仕事の内容が、思っていたイメージと違ったんです。結局、半年インターンをした後に内定を辞退して、翌年もう一度就職活動を行うことに決めました。

ところが、翌年になりもう一度就職活動を始めたのはいいものの、全く内定が決まらなかったんです。当時は売り手市場だったのに、どこも通らなかったんですよ。

自分のことがわからないこともあり、とにかく色々な会社を受けたのですが、どこか慢心があったんだと思います。らちがあかなくなり、ふと思い立ち、西日本を一人で回る旅にでることにしました。

自分の好きなことを本気で追いかける


旅行をする中で、鳥取砂丘に立ち寄ったことがありました。そこでよく知らない年下の学生と意気投合したんですよね。彼らは建築家やカメラマンを目指して、うまくいかないながらも、自分の好きなことに熱中していたんです。

それを見ていて、自分の好きなことを本気で追いかけた方がいいのかな、と思うようになったんですよ。じゃあ何が好きなんだろうと思い返した時、自分にとってそれは、ものを書くことでした。

読書は嫌いだったのですが、文章を書いているときは楽しいという気持ちがあったし、読書家の父に読書感想文を褒められたことがあったんですよね。

そう思い立ってからはすぐに行動を起こし、ライターの講座を受け、なんとか制作会社に入社し、コピーライターとしてのキャリアをスタートしました。会社の同僚は皆いい人で、仕事の裁量も大きくとても勉強になりました。仕事も楽しかったですね。

ところが家庭の事情で一度家業を手伝うことになり、しばらくしてから別の制作会社にて物書きの仕事に戻りました。その会社では、とにかく仕事が忙しく、厳しかったですね。夜の11時30分から会議が始まることすらありました。当時はとにかく忙しく過ごしていましたね。

キャリアの天井、可能性のための転職


楽な仕事ではありませんでしたが、仕事に慣れ経験を積むことで、段々と求めることが変わっていくのを感じるようになりました。当時携わっていた紙媒体の仕事は、形に残り達成感を得られるのですが、書いていくうちに、自分の仕事の反響を見たくなったんですよね。

webライティングへの関心に加え、当時の会社の状況も良くなかったため、転職を考えるようになりました。

そんな折、縁があり、人材系の事業会社に拾ってもらえることになりました。そこでは中途採用の求人広告の執筆を担当したのですが、尊敬できる上司や先輩の存在、教育体制が整っていたおかげもあり、すぐに力が付き、馴染むのに時間もかかりませんでした。

できることが増えていくうちに、コピーライターだけでなく、営業と一緒に現場に行き、顧客との折衝やディレクションに携わり、新しいメディアの運営チームにも携わる機会をいただきました。

それぞれの仕事は楽しくやりがいもあったのですが、次第に、「これ以上の仕事はできるのかな?」と疑問に思うようになったんですよね。もっとビジネスの上流から関わりたいという気持ちがあったのですが、このままのキャリアでは、どう頑張っても難しいんじゃないかと思ったんです。  

そんなモヤモヤを抱えていた頃、縁があり上場直後の事業会社に誘ってもらいました。人生で初めて能動的に転職を決めましたね。チャンスだと思ったんです。

自分の生き写しのようなメディア


転職して最初の数日は、とにかく全社のことを分析しました。上場直後ということもあり、スポーツイベントで撮影した写真を販売する主力事業の業績は好調でした。ところが、色々見ているうちに、事業者への営業は強い反面、消費者への営業が弱いと感じたんですよね。

特に、今は第二創業期に当たり、市場自体を広げていくことへの責任もある立場にあったんです。自社の事業を拡大し続けるためにも、市場全体が広がるようなコンテンツにしようと考えるようになりました。

「オトナこそ、カラダを動かすことを楽しんでほしい」というコンセプトで、スポーツを楽しむ人を増やすためのメディア「STANDS!」の企画を提案したのは、入社して3日目のことでした。

あまり好意的な反応はありませんでしたが、ブルーオーシャンであるがゆえ、企画から2ヶ月でメディアの運営を開始しました。

始めたのは良いものの、最初はとにかくコンテンツのネタに苦労しました。苦しみながらもなんとか回していくことができたのは、自分を取り巻く人の繋がりがあったからでした。気付けば、「STANDS!」は自分の生き写しのようなメディアになっていたんですよね。

学生の時こそ起業すると意気込んでいましたが、社会に出て色々な人と働き、繋がっていく中で、自分は、人をつなげて価値を生み出すHUBのようになっていきたいんだと気付いたんです。

まぁ、色々と障壁が多かったこともあり、心が折れそうになることが何度もありましたが、協力してくれる人がいて、ユーザーがついて来ているのだから、やり切ろうと思ったんですよね。

「こんなキャリアもあるんだよ」


今の会社でのチャレンジには、もう一つ意味があります。ずっと好きで続けて来たコピーライターの世界で、自分なりのやり方でロールモデルになりたいんですよ。

コピーライターだけでなく、デザイナーなども含め、人の感情を動かせる能力を持った人の評価が社会的に低いと思うんです。ユーザーの体験を考えて、お金を生み出す仕事をしている人なので、ビジネスにおいて絶対にもっと価値を発揮できるはずだと思うんですよ。

自分自身、コピーライターの畑で育ちましたが、上手な文章を書く人としか捉えられず、キャリアも見えにくい。

だからこそ、色々な業種で価値発揮できるロールモデルになるためのチャレンジをしようと思ったんです。自分の背中を見て来た後輩達に、「こんなキャリアもあるんだよ」というのを見せたいと思ったんですよね。

「STANDS!」はただの自社メディアで終わらせるつもりはありません。恵まれたメンバーとともに、オウンドメディアから、一つのサービスへシフトしていこうと思っています。

そんな中で、たくさんの人を繋いで価値を生み出すHUBとして価値を発揮しながら、日の当たりにくい業界に、新しいキャリアの可能性を示していきたいですね。

2014.05.01

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