私は神奈川県横浜市に生まれ育ちました。小学生から友達の紹介で野球を始めると、中学からショートを守るようになり、高校では強豪校の野球部に所属しました。しかし、「こんな人間がいるんだ」と思うほどレベルが高い学校だったこともあり、色々と考えた結果最終的には外野に転向し、なんとかレギュラーを掴むことができました。元々、自分が生き残るための道を探すようなタイプだったので、どこであれば活躍できるかを考えての選択でした。

そして、プロ野球選手とまではいかないものの、大学でも野球に打ち込みたいなと考えていたのですが、県のベスト16まで行った時に、「自分はこっちの道ではないかもしれないな」と感じる瞬間があったんです。結局、敗れた相手の学校が甲子園に進むことになったのですが、その試合で力の差を感じてしまったんですよね。挫折というよりは、自分の道でないというような感覚でした。

その後、部活を引退し将来の進路を考えると、銀行員の親の仕事のイメージから、漠然とサラリーマンの仕事は面白くないという印象がありました。そこで、スーツを着ないで働ける仕事を考えた結果、警察官にたどり着いたんです。24時間密着のドキュメンタリー番組等、メディアの影響を受けてカッコよく思えたんですよね。漠然とした気持ちではありましたが、警察官に進学する人が多い私大に進学を決めました。

大学生になってからは、それまで部活に費やしていた熱をバイトや遊びに注ぐようになっていきました。特に、高校3年生からDJをしていたため、大学でも音楽にのめり込んでいき、クラブ等で出会うような同じ趣味を持つコミュニティができることをとても楽しく感じていました。そこで社会を学び、勉強は全くしませんでしたね。(笑)

そして、大学3年生を迎えると、あまり情報のアンテナを立ててこなかったこともあり、当初の予定通り警察官を目指し、公務員試験一本に絞って望むことにしたんです。正直、クラブ仲間はいわゆる「ダメな大学生」だったこともあり、仕事はちゃんとしておこうという気持ちでしたね。

また、大学生の間にカナダを旅行で訪れたことがあり、そこで改めて日本の良さを知ったんです。そして「こんな国を守りたい」という思いもあったんですよね。

不合格ならそのまま卒業という状況でしたが、なんとか試験に合格し、大学を卒業後は警察官として働くことになりました。