小さい頃から、ものすごい負けず嫌いでした。

親の影響もあり、水泳・野球・茶道・書道・華道と色々習い事をしていたのですが、
どれも、決めた目標の達成のためにやっていたんですよね。
水泳で全国大会出場、書道7段、茶道免許状取得と、結果を出す事もできました。
でも、特に楽しいと感じた事はありませんでした。

楽しさはいらなかったんですよ。
自分で決めたことを達成できることだけが楽しかったです。

目立ちたがりやでお調子者だったのですが、
嫌いなものは嫌いだとハッキリ言うので、人からの好き嫌いが別れるタイプでしたね。
周りとは仲良くつるむものの、一人、どこか違う世界にいるようだと言われていました。

自分のパーソナルな部分に人が入ってくると弱いことをなんとなく気付いていて、
だからこそ、先攻逃げ切りで騒いでいたような気がします。

高校は、山梨の全寮制の高校に野球推薦で進学しました。
これから強くなるような学校だったので、なんだかここから伝説が始まるような気がしたんです。

学校自体は、普段の挨拶が敬礼というほど、軍隊みたいな雰囲気で、究極の上下関係の中で野球一本の生活でした。
航空の専門だったので、ユニホームの上につなぎを着て、授業は寝て、つなぎを脱いで練習へ、という繰り返しでした。

練習はもちろん厳しいのですが、あまり辛さを感じることはなく、
立てないくらい練習するのに、ある種気持ち良さすら感じていました。
とにかく、自分は野球選手になるものだと思い、毎日を過ごしていました。