僕は、一卵性の双子として生まれました。
よくある話かも知れませんが、二人セットで扱われたり、比べられたりすることばかりでした。

普通の人は一つの卵から一人が生まれるはずなのに、僕達は一つの卵から二人が生まれた。
だから、普通の人に比べて、どこか能力が足りていない部分があるんじゃないか、という意識がとても強かったことを覚えています。
幼心に、そんな焦りを感じていました。

半分しかない自分は、普通の人の倍以上頑張らなければ人並みにもなれないんじゃないか、という恐怖心もありました。
そのせいか自立して、「人に頼らず生きていくこと」へのこだわりはとても強かったと思います。