御代田 侑佳さんストーリーのトップへ
ここで逃げたらいつやるのか
働き始めると、会社のメンバーはみんな優しく、不安はすぐに吹き飛びました。ただ、仕事内容も業界のことも何も分からない中、私含めて5人しかいない会社なので、すぐに現場で仕事を覚えていかなけれなならなくてかなり大変でしたね。
そもそも私自身が就職活動もしてこず、ちょっと前まで何も考えていない大学生だったのに、いきなり既卒の方の就職活動の面談をする自信もなかったし、やり方も分かりませんでした。
今までは大変なことからは逃げ出していたけど、さすがにすぐに辞めるわけにもいかない状況。「できない」と言うと、「じゃあどうすればできると思う?」とか「どう思っている?」と意見を聞かれることは初めてだし、毎日泣きながら仕事をしていましたね。
ただ、「こんな辛い状態がいつまで続くんだろう」と思いながらも、周りのメンバーが忙しい中自分のために時間を割いて話をしてくれることに感謝していたので、本気で辞めようとは思いませんでした。また、この道が正しい道だとも思っていて、「今逃げてしまったら、今後も逃げ続けてしまう」と感じていたんです。
そして1年ほどすると少しずつ仕事も分かるようになり、働く楽しさを感じられるようになっていきました。