東松 寛文さんストーリーのトップへ
自分らしい生き方を証明し続ける
現在は、広告代理店で働きながら、週末を使って世界中を旅する「リーマントラベラー」として活動しています。
2016年には、毎週末海外旅行へ行き、3ヶ月間で5大陸18カ国を回り、働きながら世界一周を実施しました。旅のスタイルが注目されて、ガイドブックで特集されたり、メディアに出させてもらえるようにもなりました。
しかし、ただ海外に行くだけでは、他のトラベラーと差別化はできません。週末の数日間という制約がある中で、旅をより面白いコンテンツにする必要があるんです。「リーマントラベラー」×「コンテンツクリエイター」として、面白いコンテンツをつくるため、国内外のあらゆる情報を調べて企画を考え始めました。
2017年にはリーマントラベラーTシャツを販売し、600枚以上が完売。今はそのTシャツを購入して頂いた方全員で全世界193カ国制覇に挑戦していて、海外に行った際にTシャツを着て写真を撮ってきてもらっています。この企画は始めてから4ヵ月で72カ国制覇、のべ200人の写真が集まりました。
他にも、僕と一緒に行く海外ツアーなんかも企画しています。プロジェクトの展示や講演活動、海外や旅を楽しむ交流会、オンラインサロンを作ったり、日本でもできることを増やしています。
将来は、やりたいことが3つあります。1つ目は、2020年のオリンピックに出ること。世界に発信できる力を持って、日本のことを発信したい。それが結果的に、インバウンドにつながるといいですね。旅した経験から外国人旅行者の気持ちがわかるし、サラリーマンの視点で、より広いスケールの人に刺さる情報を発信できると思うんです。
2つ目は、教育の旗振り役になること。学校の勉強だけでは知ることのできない多様な生き方の選択肢を、義務教育の段階で子どもたちに伝えたいです。
3つ目は世界平和ですね。世界には、日本では考えられないような苦しい現状もあります。同じ時代に生まれたのに、どうしてここまで違うのか悲しくなります。でも、自分にしかできないパートで、何か貢献できることがあると思っているんです。例えばサラリーマンの人にわかる形で現地の状況を伝えることで、僕らサラリーマンでもできることが見つかるかもしれません。
周りの人には、いろいろ助けてもらって本当に感謝しています。今後も広くいろんなことを発信して、より多くの人に多様な生き方の選択肢を知ってもらえれば僕も嬉しいです。
自分らしい生き方って仮説でしかないと思うんです。誰にも正解はわからない。僕の場合は「リーマントラベラー」という生き方です。その仮説を、これからの活動を通して自分に証明し続けることが「自分らしく生きること」なんだと思います。
2017.12.14