東京都内で生まれましたが、両親がペンションの経営をはじめた関係で長野県に引っ越しました。

幼い頃、母親がフリフリの可愛らしい服を着せようとしてくるのが嫌で、自分の好きな服を伝えられるようにと、ファッションに詳しくなっていきました。詳しくなるとどんどん好きになり、テレビ番組でファッションやメイクで一般の女性をすごく綺麗に変身させる番組をよく見るようになりました。

両親の運営するペンションにも出入りし、入れ替わり立ち替わり来るお客さまにたくさん可愛がられて育ちました。欲しいものが手に入り、なんでも自分の思い通りになる感覚になりました。

保育園に通い始めたとき、三者面談で先生が私のことを「わがまま」だと言っているのを聞きました。先生は私にではなく、親に対して「こんな側面がありますね」くらいの軽い気持ちで言ったのだと思います。ただ、私はそれを隣で聞いてかなりショックを受けました。私ってわがままなんだ、と。

そこから人の目を気にするようになりました。人前に出ることは極力避け、自分から手を挙げたりしなくなりました。一気に引っ込み思案になりましたね。

そんな性格を治すためにと、両親から劇団に入れられました。レッスンで大きな声を出したり人前で発表したりするうちに、少しずつ人前に出ることにも慣れていきました。劇団は勉強のために中学でやめました。

劇団をやめてからは、バトミントン部に所属しました。高校まで続け、キャプテンを任してもらっていました。上手くはないけど、同じような人の気持ちがわかるからこそ、上手な人も下手な人もみんなで頑張れる部活にしてと顧問の先生に言われました。上手さよりも熱意が評価されての抜擢だったのだと思います。チームをまとめなくてはという責任感から人前で話すことを実践していくうちに、次第に慣れていきました。


また、高校の文化祭でヒロインを演じたことでも引っ込み思案な性格が変わりました。友人が背中を押してくれたこともあり、勇気を出してやってみると、全員で一つの劇を完成させる一体感や完成した劇で誰かが楽しんでくれることがすごく嬉しかったんです。

そんな環境の中で、次第に自分を前に出していくことや意見を知ってもらうことの恐怖感が薄れていき、引っ込み思案が治っていきました。