ところが、実際に入社して研修を終えてみると、営業の配属になることに。志望とは異なったため、最初の数ヶ月で会社を辞めようと思いました。しかし、人事担当の方に辞職の旨を連絡すると、直接話をする場を設けていただき、「商品開発より、営業のほうが自由に家具を作れるぞ」というアドバイスをいただいたんです。

そこで、騙されたと思って頑張ってみようと心を決め、営業の仕事と真摯に向き合いました。具体的には、神奈川県にて民間から行政まで幅広く営業を行い、例えば、「ガラスのテーブルがほしい、天板はこういった材質にしたい、高さはこれくらいにしたい」といった特注品作りに携わっていきました。

正直、最初は営業が嫌でしたが、お客様と密な関係を築けることにやりがいを感じるようになっていきました。特に自分の親に近い世代の方に可愛がっていただき、何か悩んで辞めようかと考えた時に良い方に出会ってということを繰り返しました。

そして、8年ほど営業として働いたタイミングで、地方ではめったにない大型案件を受注することができたんです。その経験から、営業については一区切り遣り尽くした感覚がありました。

そこで、自分が培ったノウハウが他の人にも使えるのではないかという思いから、大型案件の推進を行う企画の部署に異動し、大型営業のためのプレゼンテーションを担当する仕事を始めました。

しかし、異動先の部署は社内のスーパーマンのような方が集まるような部署で、元々いる方が優秀すぎて自分に仕事が来ない状況だったんです。「やばい、これどうしよう」と不安に感じました。どれだけ案件が集まっても周りの方がこなしてしまい、自分で何をしたら良いか分からない日々が続きました。