クリエイティブ・コミュニティから
新たなワクワク、ドキドキを創出したい。

青木 竜太さん/コミュニティデザイナー・プログラマー

はてぶ

「やりたいことをやるのがイチバン」と語る青木さん。現在は、自ら立ち上げた企業の経営とTEDx のカンファレンス活動を手掛けています。いずれにも共通しているのは、新たな価値創造を行うコミュニティを生み出していくこと。”空間そのものを活用し新体験を創出する” ソニーのLife Space UXの取り組みに対し、共創活動「Life Space UX Lab.」や体験イベントのデザイン、メディア運営など、多岐にわたり関わる青木さんに、コミュニティ作りをするようになったきっかけや、これからの活動について伺いました。

コミュニティで出会う人が先生だった

東京都目黒区の生まれです。両親は海外生活が長く、「好きなことをやりなさい」というスタイル。自由奔放な家でしたね。

小さな時から空想という妄想というか、何かひらめくと、そのことを考えたり、何か作ったり、その世界に没頭する時間が本当に大好きでした。テレビゲームを参考に、自分でキャラクターを考え、体力などのパラメーターを設定し、自分なりのゲームを紙で作っていたのをよく覚えています。自分の作った世界観で、そこからいろんな物語が生まれていく。そこに入り込んでいる自分が好きだったのだと思います。

今は新しい発想を求められることが多いので、その妄想癖はある意味とてもありがたいのですが、小さな時はそれでいろいろと問題がありました。授業中に新たな知識や刺激が入ってしまうと、妄想が始まってしまうことがあり、先生のことはそっちのけで、自分のやりたいようにやってしまうんです。

ある算数の授業で、先生が三角形の面積の求め方を教えてくれた時だったと思います。「教科書に書かれたやり方以外でも解けるんじゃないか?」とふと思ってしまい、指示された問題集をまったくやらずに、独自の方法を模索し続けた結果、とても怒られた記憶があります。(笑)

結局、自分なりの解き方が何か見つかったわけではないのですが、自分が思いついたことをやり続けている時間や、こんなやり方がないか、あんなやり方はどうだろうと試行錯誤している瞬間が大好きでした。なのに、なぜか先生は否定し、強制してくる。なんだか違和感を感じていました。

そんなこともあり、徐々に先生たちとの間に距離が生まれていきましたね。反抗心からか小学校にヘッドフォンをしながら登校したり、特に嫌いな先生の授業の時は駄菓子屋でさぼったり、学校に行かない時もありました。

そんな時に毎日のように見ていたのが、ケーブルテレビで放送されていた「ディスカバリーチャンネル」でした。学校では教わらない世界の広さや怖さ、ワクワク感などをそこから沢山学んだ気がします。想像もしてなかった話を聞ける宇宙や考古学に関連する番組をよく見ていました。新たなことを知る喜びと誰にも邪魔されずに自由に空想の世界にひたれる、そんな時間がたまらなく好きでした。もっと学校もこうだったら良いのにと思っていました。

そんな私にとっては、学校よりも実生活で出会う人からの学びの方が大きかったですね。小さな頃からよく引越しをしていて、小学校で3回、高校時代の留学など含めると10代で計14回、引越した経験があります。その度にそれまでとは異なるコミュニティに入り、考え方、捉え方、生き方が違う様々な人たちと出会ったんです。

出会った人たちの考え方や経験値が、ちょっとずつ自分の中に取り込まれていき「自分」が作られていく。そんな感覚がありました。「人は環境によって、大きく変わる」と自分のことながら思っていましたね。

残念ながら、私は今まで恩師と呼べる人や心から尊敬できる先生は一人もいません。年上だろうと年下であろうと、どんな立場にいる人間であろうと、それぞれのコミュニティを通して出会った一人ひとりが、様々ことを教えてくれる、私にとっての先生だったのかもしれません。

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