埼玉県に生まれ、幼い頃に福島県、高知県と続けて引っ越しました。性格は活発、というよりも、超がつくほどの問題児でしたね。身体が大きかったので、ふざけて友達に怪我をさせてしまったこともありましたし、家でお経を上げているお坊さんの頭を木魚のように叩き始めたことなどもありました。

そんな「聞かん坊」の僕に対して、褒めると調子に乗ってしまうと思ったのか、母はあまり褒めるようなことはしませんでした。母に「褒められたい」という一心で、何でも一番になろうとする負けず嫌いな性格が養われました。

持て余しているエネルギーを何かに向けてほしいと思った母の勧めで、小学1年生の時に剣道を始めました。道場に入って剣道を初めて見た時は、怖かったですね。静寂な雰囲気や、大人が激しくぶつかり合う姿に、「なんだこれは?」と思ったんです。それでも、負けず嫌いだったので、逃げずに立ち向かっていきました。

生徒の人数が少ない道場だったので、年上の先輩に混じって稽古していました。年上相手なので、練習でも試合でも負けてばかり。「剣道以外だったらこんなに勝てないことはないのに」と、悔しくて、2つ年上の先輩に勝つことを目標に、がむしゃらに稽古しましたね。

5年生で埼玉県に引っ越してからは、地元の名門道場に通いました。レベルの高い環境でしたが、それまで上級生との練習で鍛えられていたので、同級生の中では負けなしでした。

ただ、強い人に囲まれている環境でなくなった影響で心が緩んでしまったのか、成長は鈍ってしまいしました。県大会優勝を目標にしていたのですが届きませんでした。引っ越す前に通っていた道場が高知県の大会で優勝したと聞き、一層悔しい気持ちになりましたね。