ひろしま里山グッドアワード×another life.
さとやまの未来をつくる 里山チャレンジャー特集

広島県とタイアップし、里山・里海にあるものを生かし、新しい価値創造に取り組む方々を特集します。

里山にはいま、様々な課題があります。

人口減、高齢化、獣害、空き家、担い手不足、仕事の不足…etc



しかしそれ以上に、他にはないものがたくさんあります。

自然、土地、文化、伝統、風習、暮らし、余白、そして人…まだまだたくさん。



そんな里山に「あるもの」を生かして、それぞれの視点で新しい価値を生み出す5人をご紹介していきます。地域での素敵なプロジェクトに加え、どんな想いで取り組まれているか、それぞれのライフストーリーをご覧ください!








千手えり子さん

「まこもプロジェクトを始めたことで、里山のおかげで私たちが自然の恵みをいただいていることがよくわかるようになりました。だからこのプロジェクトを通して、中山間部の実情を都市部の方々に伝えていきたいと思っています。里山のリアルを感じ、商品の背景や奥行きを見た上で商品を選ぶことが、本当のエシカル消費だと思うんですね。




千手えり子さんの里山チャレンジ:

​​まこもプロジェクト

活動団体:まこもプロジェクト

活動地域:北広島町豊平・安芸高田市・竹原市田万里町


広島県の中山間地域の休耕田にてマコモを栽培し、マコモ茶や入浴剤、枕、アイピローなどに加工し、百貨店やECサイトで販売しています。マコモは日本古来から神社などに使われる伝統的な植物。栽培にはコメより手がかかりにくいので、休耕田で栽培することで田んぼの保水力を保ち、水害に備えたいと考えています。加えて、消費者の視点を生かした商品開発でマコモを入り口に里山の課題を伝え、自然循環社会の必要性を伝えていきます。月額制のまこもファンコミュニティも運営。マコモを通し、中山間部と都市部の交流の循環を生み出します。





千手えり子さんの記事はこちら>>>https://an-life.jp/article/1380/







堀田高広さん




「本当の豊かさ」とは、人と人とのつながりを大切にしながら、古き良きものを継承していくことなんじゃないかと思ったんです。この町には山や田んぼなどの自然や古民家などがたくさん残っている。それらを維持して次の世代に受け継いでいくことこそが価値がある、と考えました。




堀田高広さんの里山チャレンジ:

​​地元ガイドとめぐるe-BIKEの旅とサイクリング拠点づくり


活動団体:有限会社大朝交通

活動地域:北広島町大朝



広島ー島根間の交通の要所として栄えた大朝駅を、サイクルステーション「Oasa Mobility Station(OMS)」に改修。近年のサイクリングブームを取り入れ、サイクリストが集うスポットとして整備しました。加えて、e-BIKEを使った新たな観光プロダクトを開発。地元ガイドと一緒にサイクリングをしながら地域の隠れた名所を巡るツアーを主催しています。老若男女がおしゃれにサイクリングを楽しめる町として、新しい地域の魅力を生み出します。



堀田高広さんの記事はこちら>>>https://an-life.jp/article/1376/



田野実温代さん



「皆に元気でいてほしい」というのが、私のモットーです。野菜を美味しく食べる方法や、頑張っている農家さんの活動を広めることで、皆が元気になるお手伝いがしたいですね。

でも一番は、一緒に活動している人たちが楽しんでくれること。豊栄町の人たちが、この活動を通して、元気になって、楽しんでくれることが、私にとって一番の喜びです。





田野実温代さんの里山チャレンジ:

菜の花 Salad Salt


活動団体:菜の花くらぶ

活動地域:東広島市豊栄町



東広島市豊栄町の地域おこし協力隊・大学生・豊栄町民が連携し、サラダ専用塩「菜の花 Salad Salt」を製造・販売しています。町内の一般家庭・農家13軒の菜の花提供畑と契約し、菜の花の収穫、地域センターで商品仕込みをメンバーで実施。町内店舗やEC、マルシェでの販売をしています。減少していた地域内の交流を活性化させ、地域の魅力を発信できるコミュニティビジネスとしての定着を目指します。



田野実温代さんの記事はこちら>>>https://an-life.jp/article/1377/








三村理紗さん


これまで、日本文化を繋いでいく活動や自然環境を守っていく活動など様々な経験をさせてもらい、今も活動を続けていっていますが、共通するのは「元々あるモノ、紡いできたコトを守る」ということなんです。

昔から受け継がれてきたものを現代の人に伝えるには、現代ならではの伝え方があるはず。咀嚼して伝える役割を担える人がいれば、残せるものがたくさんあるんじゃないかなと思うんです。





三村理紗さんの里山チャレンジ:

贈ろう森 ー1本の木がつなぐ。人と自然の物語 ー


活動団体:一般社団法人My Japan

活動地域:広島市佐伯区湯来町


広島県内の森の苗木の里親となり、木を育て育成を見守る過程で林業や自然、地域について学べるプロジェクトです。まず県内の森の苗、土で作った苗木の育成キットをご自宅にお送りし、半年間育成していただきます。その後、苗木を贈り返していただき森に植林。オンラインを含め様々な手段で植林先と繋がり、贈った木の成長を見守ることができます。木を通じて林業や自然や地域について学び、交流ができるようにすることで、持続的な地域活性に貢献していきます。



三村理紗さんの記事はこちら>>>https://an-life.jp/article/1378/








大内良三さん

この地で楽しかった思い出があれば、外に出て迷ったとき、帰ってみようかなと思えるきっかけの一つになる。僕らは残すことよりも、そのきっかけづくりをすべきだと思っています。

100年という長い時間をかけて木が人の手によって受け継がれていくように、地域でも、ここで学んだことを生かして次の世代に受け渡していけるような循環を作っていきたいです。



大内良三さんの里山チャレンジ:

地域の児童数を100人に!100プロ


活動団体:100プロ

活動地域:北広島町大朝


近い将来、地域の児童数が100人を大幅に下回ることを予想し、「児童数100人」を目指しています。年齢・性別を問わず、様々な職業や考え方を持った仲間約50人が集い、自主的にプロジェクトを立ち上げ活動。例えば、地域の風景を切り取った写真展を開き、出展作品をカレンダーにするカレンダープロジェクト、川遊びやドラム缶風呂など子どもが自然と触れ合う機会をつくる自然体験プロジェクト、移住して来た女性が地域住民と交流する機会をつくる女子会プロジェクトなど。活動を広げることで子育て世代のIターン・Uターンにも繋げ、いつまでも子どもたちの笑い声が響く街となることを目指します。



大内良三さんの記事はこちら>>>https://an-life.jp/article/1379/












広島県ではいま、中山間地域にあるものを活かした取組を表彰する「ひろしま里山グッドアワード」を開催中!


■ひろしま里山グッドアワード

ひろしま里山グッドアワードは、里山・里海(県内の中山間地域)にあるものを活かして新しい価値の創造につなげている取組を表彰することを通して、魅力ある取組の更なる発展を目指しています。アドバイザーの意見と一般投票の得票数を参考に、広島県がさとやま未来大賞1点、未来のたね賞4点を決定します。2017年から実施し、2021年で4回目の開催。PRや仲間づくりのきっかけとなり、魅力ある取組の更なる発展を目指します。





グッドアワードでは、2021年12月12日まで一般投票を受け付けています。ライフストーリー記事にリンクがありますので、読んで「応援したい!」と感じた方に、ぜひ投票をお願いします!



※この特集は、広島県の提供でお送りしました。


2021.11.08