【イベントレポート】another life. 人生１００年時代に輝き続ける働き方づくり～ゲスト：荒木田誠さん、石川貴志さん
医療が発達し、平均寿命がどんどん延びている日本。「人生100年時代」といわれる中、どんなキャリアを築いて生きていけばいいか、漠然とした不安を抱えている方も多いのでは。今回another life.では、キャリア設計のスペシャリストをゲストに招き、「人生100年時代に輝き続ける働き方づくり」と題したトークイベントを企画。2月8日、渋谷BOOK LAB TOKYOで開催しました。
2人目は、大手事業会社で新規事業を担当する傍ら、働き方と組織の未来を考える一般社団法人の代表を務める石川貴志さん。いきいき働く大人が増えることで、子どもが夢を描ける社会にしたいと社内外で活動しています。
お二人のトークセッションを軸に、参加者がこれまでのキャリアを見直し、理想の未来と働き方、その実現方法について考えることを目的にしたイベントです。
始めは参加者どうしで3人組をつくってアイスブレイク。「私の知っている輝いている大人」というテーマで、自己紹介も含めてそれぞれ1分間トークしました。あちこちから笑い声があがり、グループごとにだいぶ打ち解けた様子でした。
次に、荒木田さんと石川さんのトークセッションに移りました。人生100年時代を迎え、人のキャリアも多様化してきました。はじめは転職市場の変化について。荒木田さんは、現在は労働力不足のため、50歳でも十分転職できるとした上で、「何かのスペシャリストでないと仕事探しが難しい」と指摘。「自分を要素分解していって、掛け算になるようにキャリアをつくっていくべき」と話しました。
働き方についても意見が交わされました。
パラレルキャリアを築いている石川さんは「副業は目的でなく手段。『さかなクン』にとっての魚みたいに、自分がイキイキできる仕事が見つかったらそれを自分の生き方にすればいい」と話します。石川さん自体は「兼務している方が、自分のリズムが生まれてリフレッシュできる」と、副業をする働き方が自分に合っているそうです。
最後に輝き続けるために必要なもの、という問いに対して、それぞれ答えていただきました。
「一度家庭の事情で休職し、満足に仕事できない時期があって、自分の幸せのハードルが実はものすごく低いことに気づいたんです。未来の自分を描いて、本当の幸せって何だろうと考えたとき、自分にとっての働き方が見えてくるはずです」（荒木田さん）
「変化の環境に身を置くことが大事だと思います。これまでと違うものに出会って、うまくいかないことやできないことにぶつかる。その時に、相手が悪いと外に変化を強いるのではなく、自分が変わろうとしていくことで輝き続けられるのではないでしょうか」（石川さん）
お二人の話に聞き入った後は、ワークの時間。
「これまでのキャリアを表すキーワード３つ、未来の自分を表すキーワード３つ」、さらに「その未来に向けてどんな一歩目が踏み出せそうか？」について、参加者それぞれが紙に書き出します。５分間熟考したのち、最初に作ったグループのメンバーと自分の考えをシェアしました。
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参加者は身振り手振りを交えながら、熱く思いを伝えていました。一人が話し終えると、自然と拍手が沸き起こり、「頑張ってください」とエールが飛んでいました。荒木田さんと石川さんもグループの輪に入り、参加者の話に熱心に耳を傾け、時にアドバイスしていました。
最後は、登壇者２人に対してグループごとに質問するコーナー。トークセッションの内容からさらに深めた質問が集まりました。「自分のキャリアの中から、掛け算できるものをどうやって見つけていったらいいか」という問いには、お二人から「自分のキャリアを第三者に見てもらい、特徴を見つけてもらう」「何事もまずやってみることで、自分の興味を開発して軸を見つけていく」と回答がありました。
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「自分の軸が定まらないと悩んでいたので、すごく勉強になった」という参加者の声もあり、自分のこれまでのキャリアを見つめ直し、これからを考える機会になったようです。
会場は終始アットホームな雰囲気。初対面どうしでもすっかり打ち解けて、イベントが終わっても参加者同士で話が尽きませんでした。
登壇したお二人の人生ストーリーはこちらから
荒木田 誠さん
石川 貴志さん
今後のイベントはこちらからご覧いただけます。
another life.イベント情報はこちらから
※本イベントは、アクシスコンサルティング 株式会社の提供で開催いたしました。
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2018.02.16