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フェアトレードに関わる仕事をする3人の人生まとめ

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開発途上国の生産者の利益を守るフェアトレード。貿易ビジネスのネカでも、そんなフェアトレードに関わりながら仕事をする人生を紹介します。

作成日:2014年11月13日





中学・高校と進学校に通っていました。

勉強してとりあえず大学へ進学することがスタンダードな流れでしたが、
私は日本の大学へ行くことに興味がありませんでした。

これといってやりたいことや将来の夢が無かったので、
大学に通う情熱が持てなかったんですよね。

一方で、高校までをずっと兵庫県の田舎で過ごしてきたので、
そこに漂っている保守的な空気感から逃げたい、という思いもありました。

それは、次第に「海外に行きたい」という気持ちに変わっていき

「英語が話せる自分ってカッコいいんじゃないか?」

という漠然とした思いもあったため、卒業後はカナダへ語学留学をすることにしたんです。


でも、現地へ行くときはお店を閉めなければならず、当然その間の収入をゼロにになってしまいますし、
あまりお金もなく、支援金の一部は売上金から捻出をしなければならず、
結局、自己犠牲を払うことでしかボランティアをすることができなかったんです。

そんな状況では、どちらも続けていくことは難しいと感じ、
そこで、お店もボランティアも自己満足でしかなかった、ということを実感したんですよね。

その体験がキッカケとなり、次第に、

「ただ自分がやりたいだけのことではなく、社会にいい影響を与えながら、誠実にお金を生み出せる仕組みを作っていきたい」

と思うようになりました。


そんなある時、現地で仕事をされている日本人の友人に、
カポポサン島というインドネシアの小さな島で採れたココナッツを使った
バージンオイルを紹介していただいたんです。

それを使ってみると、とても肌の乾燥に効果的で、もの凄い衝撃を受けたんですよ。

漠然と「これでビジネスができないだろうか?」と思い、
オイルをくれた友人に相談をしてみたら、産地のカポポサン島のおかれている、
悲惨な現状について教えてくれました。

そこはとても綺麗な海がある素敵な島なのに、島にお金がないために宿泊施設もなく、
電波もないために観光客が長期滞在することが難しいんです。


藤原愛さんのインタビュー全文はこちら





卒業後は、小さい頃から触れていた音楽に関わる仕事に惹かれ、
外資系の音楽エンターテイメント会社に就職し、いわゆるアシスタント業務に就いていたのですが、
20代は学生時代と同じく、様々な「興味のあること」を追求する日々でした。

世界一周旅行に出てみたり、語学のスキルを活かして、インド政府観光局で局長の秘書をしてみたり、
韓国で開催された万国博覧会で日本館にて通訳アテンダントの仕事をしたり、ロンドンで取材コーディネーションの仕事をしたり・・・。

そして、知り合いからの紹介で、ファッション雑誌『VOGUE』等を出版するコンデナスト・ジャパンにて、
仏人Vice Presidentのパーソナルアシスタントとして働くことになりました。

PRの仕事は、「これまで光が当たっていなかった所に光をあてる仕事」でもありました。
そして、ファッション業界だけでなく、自分がプライベートの趣味で関わっていた「社会貢献」の分野は、
「光をあてるべき」対象がたくさんあることを感じていました。

ファッション業界はたくさんPRの担い手がいるものの、非営利の社会貢献活動の分野では、本業でみなさん忙しく、
その活動をPRし、より多くの人に伝えるところまで手がまわらない現状をいたることころで目にしていたんです。

活動の認知度が上がれば、それだけ支援者、寄付者も集まりやすく、
活動に共感する熱意ある優秀なボランティアやスタッフも集まりやすい。
そこに良い循環が生まれるんです。

だからこそ、資金が少ないNPOやソーシャルビジネスの世界の方がよりPRの役割が実は重要で、
より必要とされていると感じたんですよね。
なんとか応援できないかと、普段の仕事の中でも考えるようになっていきました。

私のこれまでのファッションブランドのプレスという仕事の経験知識、
そしてソーシャルビジネスに対する私の関心を最大限活用できるプロジェクトが、
また私の前に現れたんです。

国内外のフェアトレードブランドの情報収集もしていたのですが、
クオリティもデザインも良いバランスのとれたブランドは希有でした。
そんな中、SHOKAYの商品を見た瞬間、
これは、「Good Quality」「 Good Design」「 Good Story (=ブランドの成り立ち、フィロソフィー)」
の三拍子揃ったソーシャルビジネスだと感じ、将来性を直感しました。


林民子さんのインタビュー全文はこちら





税務調査のため、経営者に会いに行き事業の概況を聞く仕事をしていたのですが、
その時目を輝かせている経営者と、
職場に戻ってきた時の同僚や官公庁街にいる人の目の輝きは全く違ったんですよね。
自分は前者でいたいと思ったんです。

また、職場ではジョブローテーションがあり、
3年ほど経つと別の部署に異動になり仕事内容も変わってしまうのですが、
私は1つのことを極めるプロフェッショナルになりたかったので、それも合いませんでした。

そんな風に考えていた21歳の頃、最愛の妻となる人と出会いました。
妻の家庭も自営業で、将来税理士として独立しようと考えていたので、
30歳までに独立しようと二人で決めました。

その後、テナントを借りて、自家焙煎のカフェをはじめました。

それまでの貯金もあったので、こだわりやポリシーを反映させ、
自分の思っていた通りのお店をスタートすることができましたね。
しかし、1日65人来れば良い算段を立てていたのですが、全くお客さんが来ませんでした。
自分のやりがいばかり押し付けていて、お客さんのニーズを捉えられていなかったんでしょうが、
簡単に諦めるわけにも行かないので、ポリシーを曲げずに経営していました。


またこの時に、コーヒー豆の生産地であるブラジルに視察に行きました。

コーヒーを扱うようになってコーヒー豆の原価も知るようになり、
また生産地のGDPなども知っていたので、正直途上国から搾取している感覚もあったんですよね。
しかし、現地に実際に行ってみると、その感覚は少し違ったんじゃないかと実感しました。

確かに、日本と比べたら経済的に豊かではありませんが、
笑顔や、人のつながりや、みなぎる元気など、日本にはないものもたくさんあって、
コーヒー豆を仕入れることは、その生活を支えているんだ、と思えるようになったんです。

また、質の良いコーヒー豆はフェアトレードが行われており、
港でも他の豆と混ざらずに別ルートを通るので、生産者も価格交渉をすることができ、
それがモチベーションにつながっていることを知ることもできました。


大西文明さんのインタビュー全文はこちら

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