アーティストとして、表現を通じて社会と関わる人生まとめ

アーティストと聞くと、どこか自分とは別の世界の話に聞こえますが、本当はすごく身近なもので、ある意味生きることは表現することと同義だとも言えるかと思います。
そんな表現者として社会と関わることに決めた人たちを紹介します。





何か他に個性をだせることはないのかと悩んでいた時、
いつもお世話になっていた方に、
「藍ちゃんの良さは、感性を活かして表現することだよ」
と言ってもらえたんです。
この時、自分の持っていたものを思い出したんですよね。
私はイベントをうまく回したりするよりも、
感性を最大限発揮して、無から有を生み出し表現するのが個性だったんだって。


これは、その土地の歴史を掘り下げて研究し、
それを史実を元に創作も加えたエンターテイメントショーにすることで、
見た人誰にでも、簡単にその地域の歴史の本質的な部分を分かってもらうという取り組みです。
あくまで地域の良さを最大限活かしたいと思っているので、
地域に根ざした、かつ世界で活躍できる才能を持ったアーティストの人たちとコラボレーションすることを決めています。
また音楽も大事なので、魂に響くような音にこだわっています。



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地震から2年ほど立った時期でしたが、心の支援が追いついていない場所が多くあるのが印象的でした。
実際に公演をする時も、支援団体が入っている地域であれば、子どもたちが楽しそうによってきてくれるのですが、支援が進んでいない地域では、心の傷が癒えていなく、子どもたちは遠くから見ているだけでした。
しかし、劇が進んでいく内に段々距離が縮まっていき、子どもたちが心を開いてくれるようになり、最終的には一緒に大きな声で歌ってくれたんです。
劇が終わった時に、なんとも言い表せない暖かさ、心のつながりを感じることができました。


ただし、この活動は「自分たちのため」でもあって、「やってあげている」ものではないんだと思っています。
この劇を演じる私たち自身が、この活動を通してますます自然体で生きることを学び、成長することができるんです。
だから、この活動はどんな形であっても、自分たちのためにもずっと続けていきたいですね。



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そんな環境で働くうちに、関心の対象が商品よりも観光の方に向かっていき、
北海道の為に自分個人の表現を何か活かせないか、と考えるようになりました。
「目立ちたい」とか「売れたい」とかでなく、「北海道のため」「観光のため」であれば、「タレント」を前向きにやりたいと思えたんです。
「北海道出身」の東京で活躍される方は沢山いらっしゃいますが、北海道に居続ける有名人っていないと思うんです。
北一硝子が小樽に人を呼び寄せるように、「脇田唯がいるから北海道に来る」と思ってもらいたい、と考えるようになったんですよね。



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だれもが持つ表現するという感性を、何かを伝えるために活かしていける表現者の道は誰にでも進む可能性がある道なのかもしれません。
最近自分の感情を表現していない人も、大切な気持ちを表現するところから始めてみませんか?


2014.10.03