石川県で生まれました。小さい頃から体は大きかったのですが、運動が苦手でした。でかいのに運動音痴ということで、いじめられっ子でしたね。小学校に入ると、いじめはなくなりましたが、体育は全然だめ。通信簿で2を取ったこともあります。逆に勉強は得意で、テストはいつも100点でした。

ただ、やんちゃな子が多い地域だったので、しょっちゅう喧嘩をしていました。僕は体がでかかったので喧嘩も強くて、小学4年生の時、6年生をやっつけたこともあります。ところが、中学1年生になった時、その先輩が当時のことを覚えていて、復讐に来ました。体格の違う3年生の先輩たち10人くらいに囲まれたんです。「土下座したら許してやる」と言われて、僕は怖くなって土下座をしてしまいました。

次の日からそのことを言いふらされて、散々からかわれました。ものすごく悔しかったです。土下座したことを思い出すと、なんであの時立ち向かえなかったんだろうと胸のあたりがぐっと苦しくなりました。その時に、もう逃げるのはやめようと決めました。理不尽なことから逃げて後悔するくらいなら、殴られても絶対に引かない。そう誓ったんです。

中学では、「一番楽そうな運動部だから」という理由でハンドボール部に入りました。運動は苦手でしたが、モテないイメージがあった文化部には入りたくなかったんです。練習に来ない人が多い部活で、僕も週1回しか練習に参加しませんでした。

ところが、試合でバンバン活躍できて、市の大会では2位になりました。自分がうまい立場になったのがうれしくて、少しずつハンドボールにのめりこんでいきました。県大会にも出場することができ、高校はスカウトされた学校に進学しました。