僕は埼玉県で生まれました。 小さい頃は勉強が大好きで、性格は真面目、中学受験を経て、中学から東京にある中高一貫私立校に進学しました。 ところが、バブル真っ盛りだったこともあって徐々に遊ぶのが楽しくなっていき、 大学生になった頃には、1回に5000人も学生が集まるパーティーイベントなどを主催するようになっていました。そして、次第にマーケティング目的の企業も巻き込んで、ビールや化粧品、旅行会社等から協賛金を集めるようになり、大学1年生の時には、先輩と一緒に会社を立ち上げ、活動するようになりました。

年商は1億円以上。 時代背景的としても「今日よりも明日の方が良い」のが当り前。目の前の学生ビジネスが楽しくて、将来のことは真剣に考えていませんでした。 そんな中、たまたま、電子機器や金型用部品のメーカーである株式会社ミスミ(現、株式会社ミスミグループ本社)の新卒採用の仕事を、立ち上げた会社が請け負うことになりました。 ミスミはその年から新卒一括採用を止め、中途採用を主とし、新卒は面白い学生がいた場合だけ採用する方針を取っていました。 そして、学生発掘のために新規事業コンテストを行うことになったのです。自分が立ち上げた会社が受託したイベントでしたが、実は、すでに大学4年となっていた自分は、その会社を引退して後輩に譲っていたので、イチ参加者として、事業アイディアを応募してみることにしました。応募は1人1件の縛りはなかったので、僕はいくつもの事業アイディアを応募しました。すると、なんと、全応募の中の1割が僕のアイディアで、しかも、複数のアイディアを出した人は他にはいなかったのです。 そして、審査委員長に「新規事業は多産多死が前提だから、1つで成功するなんて甘い」と複数案出したことが評価され、優勝をしてしまいました。そのことがキッカケで、 ミスミ創業者の田口さんに、「うちで働かないか」と誘われたんです。

それまで、企業に就職することは、あまり考えていなかったのですが、先輩から、「一度は、ちゃんとした企業で働いてみるのも大事だぞ」と言われ、「そうかも」と思い、入社することを決めました。