高校生になり、将来はかっこいい仕事であるモデルになりたいと思っていました。そこで、大学に行きながらモデルを目指そうと思い、高校3年生になり受験勉強を始めました。

それまで勉強はほとんどしていなかったのですが、みんなと同じことはしたくないという変なプライドがあり、予備校には行かず学校の図書室で勉強するようになりました。毎日図書室にいたのですが、夏休みのある日、図書室が閉まっていることがあって、進路指導室で勉強をすることにしたんです。

そこでは赤本が置いてあったので過去問などをやっていたのですが、しばらくすると飽きてしまい、置いてある大学や専門学校のパンフレットを眺めていました。すると保育士の専門学校の資料が目に止まり、そういえば小さいころ保育士になりたいと考えていたことを思い出したんです。この時、何故かすごい惹かれてしまって、保育士になりたい気持ちが内から湧いてきたんですよね。

モデルを目指しながら学校に通うつもりに変わりはありませんでしたが、この日に、親にも保育士の専門学校に行くと言い、大学受験ではなく保育士の専門学校を目指すことにしました。

それまで大学受験の勉強をしていたため、専門学校の入試試験は正直楽勝で、また面接でもかなり良い感じで「4月からよろしく」と言われるほどだったのですが、
ピアノを演ったことがないと言った時に、面接官の顔が曇ったんです。とは言え、専門学校にピアノの練習室もあったし、今からがんばるつもりだったので、まさか落ちるわけないと思っていましたね。

ところが、結果は一枚のペラペラの紙で、不合格通知が学校に届いたんです。これにはショックだったし、恥ずかしさもあったので相当落ち込みました。その日は学校から帰っても家の前に立ちすくんでいて、中に入ることができなかったですね。