私は島根県出雲市出身で、祖父と父は経営者という家系に生まれました。小学生の頃から「戦争のない世界を創る」という志を持っていて、正義感が強い子供だったんです。

中学校、高校もずっとその志を持っていて、高校では平和について論文を書いて弁論大会に出場していたりしました。その論文では「今の国連では不十分で、世界をひとつにしなければならない」と書いていましたね。

そんな高校生時代に社会では環境問題が注目を浴びていて、私も環境問題に興味を持つようになったんです。そこで、大学では環境経済学が専攻できる京都の大学に進学して、戦争と環境経済という視点で卒業論文を書きました。

大学では人間が侵す環境破壊の中で、戦争が及ぼす影響はものすごく大きいことを学んだんです。例えば軍事活動なんて全く環境問題を考えない分野で、戦闘機が1時間飛んだだけで一人の人間の一生分の二酸化炭素がでるんですよ。

環境の面でも、人間の努力を一切無駄にするような戦争はやはりなくさねばならないと思い、戦争のない世界を創るという想いがより強くなったんです。

そう考えていた時に、イギリスの大学に、元国連職員の方やイラク兵の方など様々な人が集まり平和について考える「平和学部」があることを知ったんです。これは行くしかないと思い、大学卒業後は、平和学部があるイギリスの大学院に進学することにしました。