千葉県に生まれて、父親の仕事の都合で3歳からアメリカで育ちました。

小学生の頃は学校で「目が細い」「肌が黄色い」と見た目で差別を受け、仲間外れにされました。自分自身も髪や目の色が違う周りの子がこわくて、あまり積極的に人と関われなかったです。

野球が好きだったので小学校3年生からリトルリーグに入ったんですが、プレー中はコミュニケーションをとれても、練習が終わると途端に喋れなくなってしまうんです。チームメイトが帰り道にホットドッグを食べながら、くだらない話で盛り上がっている中、ずっと黙っていました。

ある日の授業で、自分の好きなものを持って行き、クラスのみんなの前で発表する機会があったんです。僕はある日本のお菓子が好きだったので、それを紹介しようと思いました。でも、現物を見せて「僕はこれが好きです」と言っても伝わらないだろうと思っていました。日本だとポピュラーなお菓子でしたが、アメリカだと知らない人も多い中で、どうやったら味や食感が伝わるのか、自分なりに考えました。

考えた末、アメリカのチョコとプレッツェルを持って行き、「2つを組み合わせたものがこのお菓子です」と紹介したんです。そうしたら「へー、そんなお菓子があるんだ」「面白いじゃん」と良い反応が多くて、教室の空気が盛り上がったんですね。

ただお菓子を見せただけじゃ、上手く伝わらなかったかもしれません。自分なりに工夫して紹介したことが、みんなに伝わってすごくうれしかったです。