愛知県大府市で生まれました。父が自動車のパーツ関係の会社で働いていた影響で、小さい頃から自動車に興味がありました。家にたくさんあった自動車関連の本を、よく読んでいましたね。車種が違っても同じワイパーを使っているとか、かなり細かいところまでチェックしていました。

地元の小学校に通ったのち、中高一貫の仏教校に進学しました。その学校では、「他の命によって支えられ、生かされている自分を自覚し、共に生かし生かされ合う」という、「共生」の思想を大切にしていました。

昼食は学校独自の食作法にのっとって、「本当に生きんがために、今この食をいただきます。与えられた天地の恵みに感謝いたします。いただきます」と唱えてから食べるんです。毎日それを繰り返したことで自然と、食べられることが当たり前ではなく、ありがたいことなんだという感謝の気持ちが生まれました。

中学生から高校生の間は映画をたくさん見ていました。年間300本ほど見ることもありましたね。たくさん見るうちに、だんだんと作品にその国の文化やマナーが表れていると感じるように。一本一本の作品というよりは、映画が国ごとの文化とどう対応しているかを中心に見るようになりました。

これは小さい頃から好きだった車も同じでした。車一台一台にも、作られた国の「らしさ」が出ているのが面白くて。たとえば、日本車は壊れにくくて誠実だけど派手さに欠けるとか、イタリアの車はすごくかっこいいけど壊れやすいとか。

一本の作品、一台の車を楽しむうちに、だんだんと映画や車そのものだけでなく、プロモーションの方法や産業の成り立ちについても興味が湧き、調べるようになりました。映画や自動車の産業自体に興味が出てきましたね。