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なんにもない場所でゼロからのスタート。
種子島をそのまま感じる、手作りの宿。

坂尾 安彦さん/民宿の運営

はてぶ

鹿児島の種子島で、夫婦で民宿を営む坂尾さん。夜は真っ暗、街まで車で15分かかる「なんにもない場所」にある民宿で、訪れた人に感じてもらいたいこととは?憧れの田舎暮らしに踏み出した坂尾さんにお話を伺いました。

ホテルの仕事ってかっこよさそう

大阪府で生まれました。大阪にいたのは赤ちゃんの頃だけで、すぐに神奈川県の横浜に引っ越しました。

小さな頃は野球やサッカーなど、外で遊ぶのが好きな子どもでしたね。また、岡山県に母方の祖父母の家があり、たまに里帰りをして大自然の中で過ごしました。自然が大好きというわけではありませんでしたが、のんびりとした田舎の雰囲気が好きでした。

高校生の頃、卒業後は大学に行くものだと漠然と考えていたのですが、勉強は全然しませんでした。2つ上の兄が大学に行くために浪人している姿を見て、1年間勉強だけをするなんて、自分にはちょっと厳しいと感じたんです。

兄が目指す大学よりも、ランクが下の私立大学に行く道もありました。ただ、学費が高いし、特別にやりたいことがあるわけでもなかったので、そこまでした大学に行きたいとは思いませんでした。

受験勉強からの逃げ道を探すため就職雑誌を読み始め、「ホテルマン」という職業を知りました。「なんだ、ホテルマンって?格好よさそうだな」と思ったのが第一印象です。ビシっとした服を着て働くイメージが湧きました。それが心にビビっと来て、東京にあるホテルの専門学校へ進学することに決めました。

高校時代と比べて、ホテルの専門学校ではそれなりに頑張りました。様々な分野の授業の中で私が興味を持ったのは、宿泊系の分野よりも飲食サービスの分野でした。宿泊系のフロントサービスだと、お客様とカウンター越しに話すことになります。それだと、お客さんとの接点をあまり持つことができません。レストランのウェイターであれば、食事をしているお客様と会話をしたり、深いコミュニケーションを取れると思ったんです。

人と密に関わる仕事がしたい