沖縄で生まれ、兵庫県神戸市で育ちました。ふたりの姉がいる末っ子長男だった上に、親戚の中で唯一の男の子だったので、可愛がられて育ちました。人の目を気にしてうまく立ちまわる性格で、常に同級生のリーダーの側にいましたね。先輩からも可愛がられていました。
小さい頃は、賢くない上に努力が嫌いで、何も考えていませんでしたが、中学3年生の時に、中国の歴史書『史記』に出会ってから、生き方にこだわるようになりました。戦略や政治活動が重要な戦国時代で、歴史上の人物が人を巧みに操った話を読み、彼らの賢さに惹かれたんです。賢いふたりの姉に追いつきたいと思っていたので、それからは『史記』を読み込み、生き方の指針とするようになりました。

中学は高校の付属校に通っていましたが、外部の学校を受験することも考えていました。ある時、別の付属校に通っていた小学校の同級生から、「うちの学校面白いから、来なよ!」と誘われ、雰囲気が合うか確かめてみようと、一度その友達の学校の同級生と遊んでみました。

彼らは、壁を作らず平等に接してくれました。学校内によくある「スクールカースト」を一切感じないんですよね。その感覚が新鮮で、居心地の良さを感じて、彼らの高校に進学しました。

思っていた通り、学校の雰囲気は平等そのものでした。理不尽なことが多い世の中で、こんな平等な環境があるのかと驚きましたね。それまで持っていた周りへの警戒心から解放され、人の目を気にするなんてアホらしい、好きなことに挑戦しようと思えました。