愛知県名古屋市で育ちました。小さい頃は、興味を持てないことに気持ちが向かない子どもでした。例えば、勉強には意味を感じられなくて、学校は、なんで行かなきゃいけないんだろうと思いながらいやいや通っていました。

中学で初めて英語に出会ったときも、仕組みがまったく分からず嫌いでした。「I」の後に「is」をなんとなく入れてみたり、「I school go」みたいに、日本語の語順に当てはめてみたりしていました。

それだけ英語が嫌いだったのに、高校2年生の夏休み、母から留学を勧められました。「名古屋の夏は暑いけど、カナダの夏は涼しいから」と言うんです。最初は拒否していましたが、仲良しの友達が留学に行くというので、私もカナダに2週間行くことにしました。

予想通り、英語はまったく話せず、ホストマザーにも「サンキュー」としか言えませんでした。さすがに、そのままではまずいと身に染みましたね。極めつけは、日本に帰る飛行機を待っている空港で、友達と一緒にホストマザーに電話をかけたとき、友達が第一声で「アイアムホームステイ」と言ったんですよ。やばい、これはいかんと思っても、私からは何一つ言葉が出てきません。

もう、ぎゃふんって感じでしたよ。英語が嫌いとかそういう次元じゃなくて、言いたいことを誰かに伝えられないのは問題だと。

留学は楽しかったし、もっといろんなことを話したかった。英語が話せたら世界中の人に、「ありがとう」以上のことが言える。そんな想いから、自発的に英語の勉強を始めました。

すると、あれだけ嫌いだった英語も、興味を持てば仕組みが分かり、理解できるようになりました。どんどん楽しくなって、大学でも英語を使って何かできるようになりたいと思い、国際経営学部に入りました。