今からでも遅くない?パイロットの仕事に就くには

多くの子どもが憧れたことのある仕事、パイロット。
飛行機を操縦して多くの人に空の旅を届けるお仕事ですが、どのようにしたらなれるのでしょうか?
意外と様々な方法でなれるようです。

パイロットの種類と主な仕事内容



パイロットと一口に言っても、国内・国際路線の航空機を操縦だけでなく、様々な利用目的で小型飛行機やヘリコプターを操縦する仕事もあります。
また、自衛隊で救難機や輸送機、戦闘機を操縦する仕事もあります。
あなたが興味を持つパイロットとはどの種類でしょう?

一般的に想像される旅客機の操縦は、機長と副操縦士が協力して行います。
機長が飛行に責任を持ち、飛行機の乗務員の指揮を行い、副操縦士が地上の管制官と通信を行ったり、機長の補佐を行います。
出発前に天候情報から安全で最適な飛行プランを立てるのもパイロットの仕事です。
また着陸後は、飛行日誌と呼ばれるそのフライトの状況を記録するものを書きます。






旅客機のパイロットになるには?



空の旅を行うには危険はつきものなので、操縦には資格が必要です。
定期運送用操縦士、事業用操縦士、自家用操縦士といった範囲が違った飛行資格があり、必要な仕事によって変わるのですが、旅客機の機長になるためには定期運送用操縦士の資格をとる必要があります。

資格を取るための方法として主に5つの方法があります。



1.航空会社の自社養成パイロットとして採用される

2.航空大学に入る

3.パイロットコースのある大学に入る

4.自衛隊で飛行機の操縦を学ぶ

5.自費で免許を取得する



5番は海外で訓練し、海外の資格を取得してから日本の資格に書き換えるのですが、あまり現実的ではないかもしれませんね。







自社養成パイロットになる



航空会社は、大学卒業の新卒採用で自社養成パイロットの募集を行っています。
倍率は非常に高いのですが、それまでパイロットに関わる勉強をして来なかった人でもチャンスがあります。

採用試験では、面接や筆記試験の他に、心理テストや集中力を図るテスト、シミュレーターにとる適正検査、身体検査などがあります。
多くの人の命を預かる仕事なので、やはり様々な角度から適正を確認していて、普通の新卒採用とは少し色が違いますね。






養成学校・自衛隊で学ぶ



航空大学やパイロットコースのある大学で資格取得を行い、卒業後に航空会社に就職してさらに必要な資格を訓練する方法もあります。
航空大学は国の支援で運営されていますが、パイロットコースのある大学は私学が多く、海外での実務研修などもあるので、費用はかかりますが大卒の資格も同時に取れます。

自衛隊の場合は航空自衛隊や海上自衛隊のパイロット訓練生になって資格を取得して、民間企業に転職してまた足りない資格を取る方法があります。
割愛制度と呼ばれる自衛隊から航空会社に転職する協定もありますが、自主的な退職の場合は一定期間は民間航空会社に就職ができない規定もあります。






何歳までなれるの?


自衛隊などのキャリアを通ってない場合、私立大学で学べると言っても、新卒から20代前半くらいまででないと厳しいと思われます。





パイロットの先には宇宙飛行士になるキャリアパスもありますので、興味のある方は調べてみてください。




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2014.10.11