言葉を取り戻すためのリハビリを行う、言語聴覚士という仕事

あまり聞き慣れない職業である言語聴覚士の仕事を紹介します。


言語聴覚士の仕事



生まれつきの障害や脳卒中、脳梗塞などにより、話すことや聴くことに不自由がある人に対して、言語・聴覚能力を回復するためのリハビリテーションを行う仕事です。言語だけでなく、食べることや飲み込むことができないという不自由も扱います。
英語では「Speech-Language-Hearing Therapist」と言われることから、略して「ST」とも呼ばれています。

話す、聞くというリハビリの中には、身体的な要素を持つ運動だけでなく、心理的な影響力を持つ運動も含まれます。文字や絵を使って言葉を引き出したり、呼吸や発音の練習、唇や舌、口の体操など、訓練の内容は多岐にわたります。また飲み込む、食べるということに発展することもあり、食事についても深く関わることが多くなります。







言語聴覚士になるには



言語聴覚士になるには国家資格である言語聴覚士試験に合格する必要があります。受験資格には、言語聴覚士の養成課程がある大学や短大、専門学校で3年以上学び、所定の課程を修了していることが必要です。
もしくは、一般大学を卒業した後、指定の養成所で2年以上学ぶことでも受験資格を得ることが可能です。

言語聴覚士の歴史はまだ長くないので、働く先はそこまで多くありませんが地方などで、言語聴覚士があまりいない地域では重宝される仕事です。







何歳までなれるの?



資格に年齢制限はなく、また一度社会人を経験した人がなるケースが多いようです。2年間の養成学校に通うことと、どのような地域で就職するかによりますが、30代からでも十分に狙える仕事かと思います。








新しい医療の形の1つとして、今後注目される職業かもしれません。




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2014.10.09