未経験の職に飛び込んだ人たちの、人生まとめ

大人になってから未知の世界に、それも仕事として飛び込むには相当の勇気がいるはず。そんな人生を送ってきた人をご紹介します。








それから改めて考え直してみると、自分が好きなのは、
誰かに対して情報を発信して何かレスポンスを体感できることだと気づいたんです。
憧れていた講師も、学生時代から続けているイベントも、全部同じだったんですよね。

そう考え始めると、今までしっかり考えていなかった「メディア」が、
自分のやりたいことに近いんじゃないかと感じたんです。


加えて、最後に決断するキッカケをくれたのは、東京に来てから通い始めたビジネススクールの仲間達でした。
自分と同じように大手企業に務めながら、学んだことを活かすことができる環境に移るため、
社員数が1桁のベンチャーに飛び込むような人がいたんですよね。

そんな仲間の姿を目の当たりにし、自分もやってみようという覚悟を持つことができたんです。

離職率の非常に低い恵まれた会社を離れることに対して抱いていた迷いが、ついに吹っ切れ、
31歳にして、リクルートに転職することに決めました。



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卒業後、音楽一本になってからも、出場したコンテストで優勝・メディア露出と、
比較的順調に進んでいました。
とはいえ、地元函館市で音楽をやっていくことには限界を感じている部分もあり、
段々と、東京にデモテープを送る機会も増えていきました。


そんなあるとき、東京で受けた審査のやり取りをする中で、
審査自体はNGだったのですが、担当の人から、「君、役者をやってみたら?」と言われたんです。
それまで、役者を目指そうと考えたことは無かったのですが、
小さい頃から目立ちたがり屋だったこともあり、どこか潜在意識下に関心を持っていたんですよね。
広く浅く、色々な人の気持ちになれることにも興味があったし、
その一言をキッカケに、本気で役者をやってみようかと考えるようになったんです。



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ただ、当時携わっていた人材紹介のビジネスだと、求職者がベンチャー企業に入ったらビジネスの関係は終わりで、
その後その方が活躍しようが辞めようが、企業の成長が加速しようが止まってしまおうが、
自分たちの仕事に大きな影響がないという点に、もどかしさを感じていました。

同じベンチャー企業を支援するにしても、株を保有して長い期間一緒に会社を盛り上げていける投資家というのは、
やりがいのある仕事だろうなと思ったんですよね。


そんな風に思い立ってから、ベンチャーキャピタリストになるために行動をし始めたのですが、
周りからは、

「未経験だから無理だよ」

と言われ続けました。

それでも諦めきれず、何とかならないかと伝手を探していたところ、
知人の紹介で、証券会社の投資部門で、未経験でも働かせてもらえる会社に巡り会うことができたんです。

晴れて入社してからは、とにかく足を使って、ベンチャー企業の社長とのネットワークを作って回りました。
毎日ハードに働きましたが、本当に楽しかったです。



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2014.10.08