企業の決算の信憑性を担保するために監査を行う、公認会計士という仕事
企業経営を行っていく上で必ず必要になる決算。そしてその決算が正しいのかを監視する役目であるお金のスペシャリスト、公認会計士とはどんな仕事なのか?
公認会計士の仕事
公認会計士の主な仕事は「監査」です。上場企業や資本金が5億円以上の企業は、法律に沿った経営がなされているのか確認することが義務付けられており、それが監査と呼ばれます。企業の収入や支出などをまとめた財務諸表を第三者の立場から確認し、間違いや粉飾がないかをチェックしていきます。
また、お金のスペシャリストなので、財務面から企業に対してコンサルティングをするのも会計士ができる仕事の1つです。
さらに公認会計士の資格があると、税理士にも登録できるので、税務申告書の作成の代行など、税理業務もすることができます。
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公認会計士になるには
国家資格である会計士試験に合格する必要があります。試験の科目は「会計学」「監査論」「企業法」「租税法」の4科目が必須で、この他に「経営学」「経済学」「民放」「統計学」のなかから1科目を選択します。
「短答式」と呼ばれるマークシート形式に合格した場合のみ、「論文式」と呼ばれる記述形式の試験に進むことができます。
この段階で合格すると、監査法人や会計士事務所に就職活動をすることになり、2年の実務を経て、筆記試験を受けることで正式な会計士としての資格を取得できます。
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何歳までなれるの?
会計士試験には年齢制限がありませんので、何歳になってからも目指すことが可能です。しかし、非常に難解な試験をパスする力や、その後監査法人等に就職をすることを考えると、現実的には30代までかと思われます。
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どんな人が働いているか
この仕事に就いている岩崎さんのインタビュー記事もご覧いただけます。
どんな背景があってこの仕事をしようと思ったのでしょうか?
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難関試験で目指すのは大変ですが、企業の財務状況を正確に分析するためには納得ですね。
2014.10.04