モットーは、爽やかに図々しく。応援されるには、相談じゃなくて報告で良い。another life.academy説明会 ゲスト:小林 舞依さん

「自分の物語を生きる」というコンセプトの元、1300名のライフストーリーを配信し、累計500万人以上の読者の方と人生経験のシェアリングを行ってきたanother life.が、個人で活躍することを目指す方向けの学校「another life.academy」を立ち上げます。

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説明会では、実際にご自身のブランドを見つけて様々な分野で活躍されるロールモデルとなるゲストの方をお招きし、トークセッションの形式でお話を伺いました。

【ゲスト】
小林 舞依さん


宮城県出身 東京都在住
高校卒業後、地元企業に就職。営業職に憧れ転職を機に上京。人材育成など7社を経験し、20代で営業マネージャーとなる。30歳のときチーム解散による挫折を味わい、人材育成の本質を学ぶため数百万円をかけ複数のコーチングを習得。
その後、大手通信企業の外部講師として約500名の売上げ目標達成に貢献。売上だけでなく、楽しそうに仕事をしながら昇格していく生徒達の笑顔をもっと見たいという想いから起業を決意。
2018年より独立。結婚し家庭を取るか、キャリアを選ぶか、どちらかしか選べない人生ではなく「どちらも理想の人生を歩みたい」30代女性に寄り添うオーダーメイドなコーチングを提供中。
プライベートではコーチングを学んだ翌年に結婚、3匹の猫たちと生活中。
座右の銘は「仕事もプライベートも理想の人生を!」 。
好きな食べ物は肉とお酒、特に日本酒は勉強中。終末のワルキューレ、JOJO、鬼滅の刃-遊郭編-の宇髄天元にハマり中です。

スクールを開くので「応援します」って言ってください!



新條:今日のテーマが「自分ブランドを見つけ、応援されるまでの背景や試行錯誤」というところで。勿論うまくいった話も皆さんすごく気になるだろうなとは思いつつ、やっぱりどんな課題にぶち当たって、どう乗り越えたかって話のニーズが強いので、是非そこも伺っていければなと思っております。

というところで、まずは、今まさにキャリアアップコーチというところで、今のコンセプトにたどり着いた過程や背景だったりとか、独立の流れってどんな感じだったんでしょうか。

小林:アナザーライフの取材記事を見ていただけたらすごく分かりやすいんですけど、是非この後皆さん読んでくださいね(笑)。私、7回ほど転職してまして。ずっと営業職なんですけれども、最後に関わっていたのが人材関係で、それがコーチングを学び始めたきっかけでした。元々は、会社で活かせれば良いなって程度で。ところが、会社の方向性がたまたまキャリアコンサルタントとかキャリアアドバイザーとか、そっちの方向に転換したんですよね。

2017年頃だったんですけど、これからは働き方がどんどん多様化して、女性の営業職もどんどん増えるイメージがあったので、昇格とか社歴に縛られないスタンスで働きたい気持ちが強まって、退職を決めました。

新條:辞める時って、ご自身でやりたいことってなんとなくあたりはついてたんですか?

小林:すでに体験セッションとして100人程度にコーチングしていたし、研修コーチ的なお仕事もいただいていたので、ちょっとずつ紹介をしてもらえる状態ではありました。

あとは、趣味から始まった「東京営業女子会」という営業女子のコミュニティがありまして、そこで出会った方に参加特典じゃないですけど「コーチング、今勉強しているのでやらせてください」みたいな感じでお願いして。

新條:最初は無料でオファーするのが一番やりやすいのかなとは思うんですけど、その後って実際お仕事に繋がるんですかね?

小林:実際は9割その初回で終わりますね。「楽しかったです」「よかったです」で終わっちゃう。段々「継続お願いできませんか?」みたいな話が一人二人増えてきて。

新條:そうなるとやっぱりマーケティングってどうしても必要になってくるじゃないですか。どういう試行錯誤をされたんですか?

小林:いわゆるペルソナという、ターゲットを絞るべきだって先輩たちからはアドバイス頂いたんですけど。私自身、女子会をコミュニティでやっているものの、あんまり女性社会というか、女性が多い職場に慣れていなかったこともあって、女性だから女性にターゲットを絞る、とまでは振り切れなかったんですよね。結局年齢層も性別もあやふやなまま起業まで辿り着いてしまった。

新條:面白い。ちなみに、もし今舞依さんが当時からやり直せるとしたら絞りますか?

小林:いや、そのプロセスがあったからこそ今のスタンスになった感じはしていて。一応、三十歳からのコーチングというコンセプトで、一応女性寄りではあるんですけども。

新條:当初は幅を持たせていたところから、今みたいなコンセプトになってった、収斂されていったプロセスってどんな感じだったんですか?

小林:実を言うと、コミュニティは運営しているものの、女性に対する苦手意識がちょっとあって。女性を信じきれないみたいな、心の中の、いわゆるブロックですね。実際私もコーチングしてもらってる方が何人かいて、そこでお話をしたことで、自分の中ブロックの正体がわかって。気づけたからこそ「あ、なんだ、そんなことだったのか」みたいな。じゃあやっぱり女性に寄り添った方がいいよね、ってすっきりいきました。

新條:距離を置いていたものに一番寄り添う形になったんですね。この辺、どなたに伺っててもそうですけど、一人で考え抜いてたどり着いたってよりは、人に話すうちに、って方が多いですよね。自分が得意なことって、自分にとっては当たり前だけど他の人から見ると特別で、対話の中で改めて気づいていくケースが多いですね。

モットーは、爽やかに図々しく



新條:ちょっと話戻して、マーケティング、お客さんの獲得の文脈で、ブレークスルーになった出来事ってありますか?

小林:私の場合は、ターゲット層になるような方々との輪もすごく大事だったんですけど、今まで出会った先輩方の意見もすごく大事にしたい気持ちが強くて、起業の前後で沢山相談したんですよね。たまたまなんですけど、起業のタイミングが東京営業女子会の2周年の時期と重なってので、ある先輩から「絶対記念パーティーをやった方がいい」って言われて。せっかくやるんだったら、お世話になった他の先輩方にも報告したいなと思って連絡したんですよ。そしたら、皆さん来てくれたので、タイミング的にちょうど良かったので「私スクール開くんで、応援しますって言ってください」ってお願いしたりして(笑)。パーティーの最中にスピーチしていただいたりというところが、私としてもすごく成功体験になったし、聞いてくださった、参加者からも「入ってみたいです」って言っていただいた方とかも何人かいて。

新條:まさにご自身の活動に協力してくれる方、後押ししてくれる方が一定数いたことが成果やモチベーションに繋がったケースですね。我々がエッセンスとして捉えていることにとても近いので、是非掘り下げていきたいんですけれども、協力者を増やすって、代理店みたいな、あなたの商材を売ってくれる人を増やしましょうというよりは、今みたいな相談できる方を増やす方が近いと思っています。戦略的な関係というよりは、まさに自分が考えていることや悩んでいることを壁打ちできて、それに対して、何かしらアクションをしていただけるような方の人数というのがすごく意義が大きいのかなと。

小林:そうですね。私は高卒で企業に勤めたんですけれども、その時の上司の先輩なので、もう十数年の知り合いですね。SNSで交流はあったので後輩の晴れ舞台を見に来てくださいみたいな感じでお願いして。あとは、最後の会社の元上司にも来ていただきました。

新條 : 会社にいるときは相談しやすいと思うんですけども、転職や独立の後って、コミュニケーションのきっかけ作りが難しい気もするんですが。どんなお話をされてたんですか?

小林:起業してる上司が多かったので、その方々にはご相談やご報告がしやすかったのはありますは。そうじゃないケースでは、前の会社の社長に「今こうなってます」って報告しに行く感じですかね。

新條:もちろん、結果的にお客さんへのご紹介とかに繋がればいいなみたいという気持ちはありつつも、結構本当に報告の意味合いが大きかったりするんですかね。

小林:そうですね。私のモットー、爽やかに図々しくって思ってるんですけど(笑)。

新條:めっちゃいいですね。でもすごい大事な気がします)

小林:本当、あわよくば「これ紹介してもらえたら嬉しいです」とかというのは、もちろんお願いベースでするんですけど。でも基本はやっぱり報告しに行くという感じが多いですね。

新條:若干結果論の話ですけど、報告したことでお力添えいただけることとか、広がっていくことって多いですよね。

小林:多いです多いです。

新條:報告、まさに大事だなという気がしますね。前職で一緒だった程度の距離感でもできることだし、特段戦略を考えなくても出来る。やるかやらないかの差ですよね。

小林:その差はすごく大きいと思います。

新條:協力者を増やすというよりは、結果的にそういう人が増えることに繋がる根源として、報連相じゃないですけど、頼る、相談する、報告する。その前提にあるのが「爽やかに図々しく」ってことですね。一貫した戦略でめちゃくちゃ良いですね。

「小林さんだか林さん」から「アンバサダーの小林さん」へ



新條:マーケティングの話に戻ると、お披露目の場があって、スクールを開いて、生徒さんの人数も増えて、みたいな階段を登っていく流れだと思うんですが、その中でブレイクスルーというか、規模が大きく転機ってありますか?

小林:日経さんの女性媒体のアンバサダーに選んでいただいたのは一つあるかもしれないですね。なんで選ばれたのかは未だにちょっとわからないですけど(笑)。「東京営業女子会が目立ってました」って言われて、そんなに?みたいな感じなんですけど。

新條:アンバサダーになった後はどんな変化があったんですか?

小林:法人の企業研修みたいな、大きめのお仕事をしたいと思い始めた時に、やっぱり交流会とかでいかに企業のキーマンと繋がるかが重要だと思うんですね。「小林です」って言っても「どこの小林?」って。コーチングもキャリアコンサルタントもいっぱいいる中で「日経のアンバサダーやってます」というのはインパクトが大きいなって。記憶に残していただくことが多くなりました。

新條:本当におっしゃる通りで、我々もめちゃくちゃ意識してるんですけども、何かの信用を借りるのは確実に大きなフックになると思います。今みたいなアンバサダーもすごく強いですし、例えばお客さんでこういう会社ともご一緒してますという実績みたいな話もそう。上場企業と取引してるなら安心、みたいな話もよくありますし。例えばもっと全然近い話でいくと、前回の説明会でもあったんですけど、誰々さんの紹介なら会いますみたいな、紹介元の信用を借りるのもそうですし。まさに積み重ねていくべきは、信用みたいな部分なのかなと思っています。

こうなると皆さん普通に「じゃあ私も日経のアンバサダーになりたい」の流れかと思うんですけど。再現するとしたら、どう分解して、どの要素が必要になるんですかね?

小林:さっき出たお取引先もすごく大きいですよね。某携帯会社さんで研修講師をしたって実績もインパクトとしては大きかったと思うので。直接のお取引ではないとしても、グループ会社はどこなのかとか、極端な話、お取引先のお取引先も効いてくる。

新條:メディア側からの感覚としても「こんなことを話せる方を取材したい」って時に、検索して出てきた記事で過去の実績を知る中で、そこで今回の依頼にハマるかを判断するんですね。そういう判断材料をきちんと可視化したり、第三者に語ってもらったり、舞依さんもそういう細かいことを積み重ねた結果がアンバサダーとか大型案件に繋がっているのかなと。

小林:そうですね。初めましての方が、どうやったら自分のことを記憶に残してくれるかはすごい考えてて。例えば、私一社目がアイリスオーヤマで、当時の地元では「目薬の会社だっけ?」とか「どこにある会社?」程度の認知。でも今は認知度も増えたので、小林舞依は、小林だか林だかわからない程度でも「ああ、元アイリスの人だよね」で覚えてもらえる。ちょっとでも相手がわかる言語でお話するというのはすごく大事だと思っています。

新條:私も新卒で入った会社がこの間急に東証一部上場して、急に自己紹介力が高まりました。まさに、今まで「何ですか?その会社」だったのがガラリと変わりますよね。

時間が限られてるからこそ、一番大切なものを瞬時に選べるようになる



ちょっと今日はせっかくなので、ちょっとリアルな相談みたいなところで、一つコーナーとしてチャレンジをしたいんですけれども。木村さん、お話大丈夫でしょうか?今こんなことしてますみたいな話とか、最近の悩んでいるポイントとか。

木村:よろしくお願いします。アナザーライフの掲載者でもあり、ライターインタビュアーとして取材もさせていただいております。悩みでいうと、日本語の使い方を学び直すオンラインサロンを今月立ち上げて、今メンバーが12人で、初月でこの人数は大変ありがたいんですけども、自分の知り合い以外の人に知ってもらうためにはどうしたらいいかで迷っています。

今まで僕も個人で仕事をしていたんですが、営業をかけたことがほぼ無かったので、今回初めて自分の名前や実績を公に、自分の知らない人に出していくということを経験していて。色々試行錯誤しているんですけども。

小林:今って、誰から買うかみたいなワードが凄く多くないですか?なので、木村さんがどんな人なのかとか、どんな活動をこれまでしてきたのかみたいなところが、参加する側はすごく気になっているんじゃないかと思うんですよね。

コーチングの生徒さんとかでも、自分の強みに気付いてない方がすごく多いです。壁打ちだったりとか、履歴書を書き直してみるとかで自分の経歴をもっとアウトプットしていくと伝わりそうですよね。

新條:ちなみに、例えば強みがめっちゃ点在していたとするじゃないですか。そういう場合ってどうすればいいんですかね?

小林:そうですね。じゃあ、コーチングっぽく質問しちゃいますね。木村さんの最終学歴ってどちらになりますか?

木村:公立の高校卒で高卒です。舞依さんと一緒。

小林:おお、そうなんですね。高校卒業した後はどんなことを?

木村:プロのミュージシャンになりたくて、フリーターしながらバンド活動をやってました。

小林:バンドは何をされてたんですか?

木村:ロックバンドでベースを弾いてました。

小林:そうなんですね。何年ぐらいやってたんですか?

木村:26までなので、卒業してからは7年ぐらいやってましたね。

小林:そうなんですね。そのバンドで一番思い出に残ってることって何ですか?

木村:原宿の、今はもうなくなっちゃったんですけど、結構有名なライブハウスがあって、そこで元チェッカーズのドラマーさんと対バンしたことが自分の中で一番思い出として残ってますね。

小林:この時点ですごくないですか?

木村:そうなんですか?ありがとうございます。それを糧に生きたいと思います。

小林:あとは、これからやる日本語のサロンで、なんで木村さんが日本語をお伝えするとか、そういう場を作ろうと思ったのかというところと結びつくのがすごく大切ですよね。今のバンドの話の後に、放送作家にご転身された話があると思うんですけど、そこでも同じように自分の中で一番思い出に残ってることを発信することが大事かと思います。

木村:ありがとうございます。今日の講座ですごい学びになったのは、やっぱり応援されるとか共感されるというところに対して、自分は世の中をこうしていきたいんだって発信すること。企業としては、ミッション、ビジョン、バリューという言葉がありますけど、やっぱり個人でも同じものを改めて自分で打ち出していかないと、どんなに強みを持っていて能力があったとしても、応援はされないんだなということを、この1時間の説明会の中で感じました。

新條:すごく思ったのは、勿論日本語を学びに来ている方もいるとは思いつつ、まさに木村さんへの関心や魅力で来る人も絶対にいるだろうなと。日本語を学ぶ時に何がいいのかなって比較購買されているわけじゃないと思うんですよ。コーチングも日本語サロンも形がないものだと思うので、やっぱり人柄やキャラクターが判断材料として絶対大事なんだろうなと、客観的に聞いててすごく思いました。最後に舞依さん、もしよかったら今日の感想をお願いします。

小林:ありがとうございます。この機会も私にとってはアウトプットさせていただく場だと思っておりまして。話すことでやっぱり整理されるし、これも話そう、あれも話そうって思ってたことから、時間が限られてるからこそ、「やっぱりこれだ」を瞬時に選べるんですよね。コーチングもそういう場だと思っていて。皆さんの目指していることをもっと自由に聞かせていただきたいなと改めて思いました。

このアカデミーめっちゃすごいですね。改めて見ると、講師陣もすごい。壁打ちも、仲間同士で話し合うことも、すごくいい体験になると思うので、是非皆さん、夢の実現に繋がればと思います。

新條:ありがとうございます。実は今日グラレコを書いてもらってるんですけど、めっちゃいいですね。特に下の二つが重要だと思ってまして、真ん中のターゲット絞った話、対話の中でコンセプトが絞られた話、上流あるあるだなと思います。右の方の報告、相談をすごくしていった結果、協力者が増えたとか、信用が積み重なった結果、形としてのアンバサダーに繋がった話とか。持ち帰っていただきたいエッセンスはここだと思うので、是非見返してください。

小林:グラレコをしていただくのが夢だったので、今日一つ夢が叶いました。皆さんありがとうございました。




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2022.03.12