空の安全を守る、航空整備士の仕事
飛行機の整備をし、安全な渡航を守る航空整備士とはどのような仕事なんでしょうか。
航空整備士の仕事
航空整備士は、航空機が安全に飛行できるように機体の点検・整備、修理を行う仕事です。飛行機は多くの部品からできており、一つでも欠陥があると多くの人の命を落としかねないので、非常に責任のある仕事です。
航空機が飛ぶ前には必ず点検を行い、整備士のOKがでないとフライトはできません。
航空機の整備にもさまざまあり、到着機や出発機の点検を中心に行うライン整備格納庫に入れて重整備を行うドック整備、そしてコンピュータやエンジンなどの整備を行うショップ整備があります。
点検には経験と技術が必要で、目で確認したり叩いたりする他、超音波やX線などさまざまな方法で確認を進めます。
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航空整備士になるには
航空整備士になるためには国家資格である「一等航空整備士」「二等航空整備士」などを取得する必要があります。ジャンボジェットは一等航空整備士の資格を取らないと整備できません。
最初から高度な資格を取るというわけではなく、航空整備会社で実務を積みながらスキルアップしていくのが一般的ですが、無資格で就職できることは少なく、国土交通大臣指定航空従事者養成施設で基本資格をとってから就することが通例です。
そのため、航空専門学校などで学んでから航空整備会社に入る人が多いようです。
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何歳までなれるの?
資格の取得自体には年齢制限はないのですが、航空整備士としての採用は一般的に25歳以下などに限定されていることも多いので、一般技術職からのキャリアチェンジへのハードルはかなり難しい仕事になります。
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命の預かる仕事なだけに、かなり専門性が高い仕事で、その分だけ責任もやりがいも大きいのでしょう。
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2014.10.04