遺跡から過去のロマンを発掘する、考古学者という仕事

歴史を紐解くための手がかりを遺跡から発掘する考古学者という仕事の実態は、どんなものなんでしょうか。


考古学者の仕事


考古学者の仕事は、人類が残した痕跡を発掘し、過去の人類の活動と変化を研究することです。遺跡が発見された場合はチームを結成して発掘を行い、そこでの出土品や遺構を記録し、保管します。史実を研究するという意味で歴史学者と似ていますが、考古学者は発掘などのフィールドワークに重きを置いています。

また、考古学者は博物館で学芸員として活動したり、教育委員会で文化財の専門家として勤務したり、大学教員として講義をするなど、常に発掘をしているというわけでもありません。







考古学者になるには


考古学者として働くために絶対に必要な資格は特にありません。しかし、考古学者としての勤め先として博物館の学芸員になる道が多いので、その場合は「学芸員資格」と呼ばれる博物館で働くための資格をとる必要があります。この資格は、大学や短期大学で決められた科目を学び単位修得するか、文部科学省の認定試験に合格することで取得できます。

その他に大学教授として考古学に進む道もあります。また、遺跡の発掘チームとして募集が行われた時に参加するという短期での参加方法もあります。







何歳までなれるの?


学芸員資格にも年齢制限はないので、何歳からでも目指すことはできます。ただし、遺跡発掘に行くとなると体力は必要となり、また歴史の知識もかなり必要となってくるので、本気で目指すのであれば若いうちから対策が必要です。








遺跡発掘、とても夢とロマンがある仕事です。まずは発掘チームとして参加してみるのもありかもしれません。





another life.では、何かに情熱を持って取り組んでいる方々のインタビュー記事を紹介しています。

このお仕事に情熱を持って取り組まれている方で、another life.のコンセプトに共感してくださる方がいたら、ぜひインタビューにお伺いさせて下さい。

インタビューに関しては、下記をご覧ください。


another life.に掲載するには

2014.10.15