大山 勇樹さんストーリーのトップへ
大学生活に感じたギャップと、心の穴を埋めるための新たな挑戦
しかし、念願の大学生活は、想定と非常にギャップのあるものでした。教養や経験を積みたいと思い進学したのにも関わらず、周りはキャピキャピしていて遊びに来ているような感覚。いわゆる「普通」でない道を歩むことへの抵抗は減ってはいたものの、それでも、「もしあの時普通の選択をしていたら・・・」と葛藤することもありましたね。
また、授業を選択していく中で、一定の満足は得ながらも、このままでは将来の進路が描けないという不安もあり、大学2年のタイミングで、卒業後は大学院に進学することを決めました。元々、漠然とですが経営に関心があったので、京都大学大学院でMBAを取ろうと考えたんです。まだ心の中に穴が残っており、何かい没頭したいというモヤモヤもあり、院試の勉強を始めたような側面もありました。その他にもボクシングを始めたり、学費を稼ぐため、高給だった実演販売の仕事を始めたり、没頭できるように生活を変えていきました。
その結果、昼は大学院の勉強、夜はボクシングジムに行ってからアルバイト、週末は地方に出張して実演販売のイベントでプレゼンと非常に多忙な日々を過ごすことになりました。精神的にも肉体的にも鍛えられ、しんどいことがあっても、あまり弱音を吐かなくなりましたね。大学に所属している感覚はありませんでしたが、充実した生活でした。仕事も楽しかったので、そのまま実演販売の会社に就職をしようかとも考えたのですが、なんとか院試に合格することが出来たため、大学を卒業後は京都大学大学院に進学することに決めました。