千葉県柏市で生まれました。家の周りは森や林に囲まれていて、通学路には田んぼも畑もあるような場所です。小さい頃から自然の中で遊ぶことが多かったですね。木の上に基地を作ったり、ターザンのように木から木へ移動したり、カブトムシを採るのが楽しみでした。

勉強はあまりせず、外で遊んでばかりでしたね。特に、遠くに出かけることが好きでした。中学の時には親戚が住んでいる四国を電車で一周して、高校に入ってからは同じ四国を自転車で一周しました。

新しい発見があるのが楽しいんですよね。こんなところあるんだ、ここは絶景だなと、どこに行っても新しいものばかりで、旅をする時は何もかも楽しかったです。

高校卒業後は、海外含め色々な場所に行きたいと考えていました。テレビ番組などで見る世界への漠然とした憧れが大きいですね。海外に行ける仕事に就こうと、船乗りを志望しました。

しかし、商船会社に電話をかけてみると、商船学校以外の普通校からは入社できないと言われてしまって。最初の挫折でした。

最終的に、自衛隊なら船に乗れるじゃないかと思い、海上自衛隊に入隊しました。配属は機関科の電機員という職種で、休みもあって金銭的にも安定した生活を送ることができました。

働き始めてから、趣味で写真に関心を持つようになりました。もともとは旅行先を探すためにパンフレットなどの写真を見ていたんですが、北海道富良野の写真を見ていて、自分でも撮ってみたいと思ったんです。自衛隊では休みに外泊ができないので、趣味の旅行ができない分、仲間とサーフィンやテニスをしながら写真を撮ることが多かったですね。

2年ほど働き、自衛隊を除隊しました。単純に業務に飽きてしまったのが大きいです。機関科なので外に出ることがほとんどないんです。日の当たる場所で生活したいと思い、環境を変えました。

辞めた後は何で食べていこうか悩みましたね。本当は写真に関心があるけれど、一本で食べて行くのは難しい。結局、海外で働けると知り合いから誘われて、通信系の会社で働くことに決めました。

新しい会社の仕事は、電話局の内部システムを工事すること。1ヶ月で機械の使い方を覚えると、いきなり1年間エジプトに出張することになりました。

戸惑いはありましたけど、嬉しかったですね。給料が保障されて海外で生活できる。サダト大統領が暗殺された年で不安定な環境でしたが、私は何が起こっているのかよくわからぬまま過ごしていました。

その後もケニアに2年滞在したり、北米を転々としたり、出張後の休暇では国内を旅行して回ったりもしました。