千葉県大網白里市に生まれました。小さい頃から母方の祖父母と2世帯で生活していて、父方の祖父母も近くに住んでいたので、顔を合わせる機会が多かったです。中学2年生になり、父方の祖父ががんを患ってからは、簡単な介護もするようになりました。食事の手伝いなどをしていて、祖父から「ありがとう」と言われるのがすごく嬉しかったですね。人によっては介護を苦手とされる方もいます。ただ、私は全く抵抗を感じず、むしろやりがいがありました。こういう仕事が向いているんじゃないかなと思いましたね。

2ヶ月ほどして祖父が亡くなってからは、祖父の介護を始める前と同じように介護や福祉とは離れた日々を過ごしました。小学生から始めた野球に打ち込むために、野球部に力を入れている高校に進学。高校生活は部活にほとんどの時間を費やしました。勉強は大嫌いで授業中はいつも眠くなっていましたね。

高校の卒業が近づくと、親や兄弟からの薦めで4年制の大学への進学を考えました。学校や学部を決めるためにパンフレットを見ていて、目が止まるのは福祉関係ばかりでしたね。「やっぱり自分は福祉に関心があるんだ」と再認識しました。

関係する資格を探してみて、介護福祉士・精神保健福祉士・社会保険福祉士という3つの国家資格があることを知り、県内の私大で社会福祉士を目指すことに決めました。社会福祉士がどんな仕事か詳しく知りませんでしたが、試験の合格率が低くて、「なんとなくすごそうだから目指してみよう」という感覚でしたね。

大学に入ってからは、サークルの活動やアルバイトが中心の生活でした。資格試験対策のための授業は、さっぱり理解できませんでしたね。元々、現場で身体を動かす仕事をイメージしていたのですが、福祉制度や法律の講義がほとんどでした。「福祉に関する相談に対して助言や指導、援助を行なう専門職」で、座学で勉強する内容が多かったんです。授業に出席しなくなる学生がたくさんいて、私も正直やる気を失っていましたが、大学に行った意味がなくなってしまうと思い、授業だけは出席し続けました。