私は、福岡県に生まれました。小中高は地元にあった私立校に通っていたのですが、キリスト教系の学校だったこともあり、ストイックな校風の中で思春期を送りました。

小学校から早速勉強につまずき落ちこぼれて、父に「全く授業が分からない」と泣きついたり、外見が外国人っぽいという理由から周囲にからかわれたり、小さい時にかなりの挫折を経験しました。外見なんて変えることは出来ないのに、異なるものに対して排除しようとする集団の論理に出会ったことは自分にとって大きなショックでした。

しかしそんな時でも、小学校の頃から学校外のコミュティに所属していたことは自分にとって大きな意味を持っていました。バレーボールチームや子供会、ボランティアや習い事、色々なコミュニティに所属していたからこそ、様々な人がいることに気付くことができました。外国人の方もいれば、自分とは異なった家庭環境を持っている人もいて、異文化交流に興味を持つようになりました。

また、両親が教育者だったこともあり、小さい頃から漠然と自分は教師になるのだろうなと思っていました。ただ、厳しいルールの中で思春期を送った経験から学校教育・詰め込み教育はあまり好きではないという感覚がありました。そんな時、母が「生涯教育」について教えてくれたんです。大人になってからも学ぶということに対してとても興味がわきました。その後、大学では関心を持っていた生涯教育を学ぶために、早稲田大学の教育学部に進学しました。