私は秋田県で生まれました。小さな頃から、将来は世界に出て、何かを成し遂げる人間になりたいと、海外への強い憧れを持っていました。高校卒業後は東京に上京し、中央大学法学部に通い始め、弁護士を目指してかなり勉強もしました。

同時に、人間としての幅を広げるため、色々な経験をしたいとの思いから、大学時代を自分の世界を広める時期にしたいと考えるようになりました。塾講師、家庭教師、寿司屋、工事現場、結婚式場、など数々のアルバイトをこなし、また、新しいことが大好きだったので、自分でビリヤードサークルを作り、全国大会を開いたりしました。

次第に、仕事でもビジネスの世界で面白いことをしたいと考えるようになりました。そこで、海外にも行けて、様々な世界に触れられる金融業界を志望し、その中でも実力主義として知られていた、住友銀行に就職することにしたんです。

ところが、最初に配属された麻布支店では個人営業の担当になり、個人預金やクレジットカードの営業をすることになりました。正直、早く海外に出て、大きな仕事をしたいと思っていた私にとっては、高いモチベーションを持って臨むことができる仕事ではありませんでした。

しかし、先輩から「ここで腐って転職したとしても、同じことの繰り返しだぞ」と言われたりするうちに、目の前の仕事に不満ばかり言っていないで、「自分にできることは何か」と、頭を使って考えるようになったんです。

ゲームのように、直面しているステージをクリアできなければ、次に進めないと。営業成績が上がらず、失敗だらけで、苦しみ、悩み、もがいた時期が長かったですが、自分を信じて、ひたすら目の前のことに集中して、自分を磨き、突破することを考えていました。