小川 初美さんの人生インタビューを最初から読む

女性らしさを取り戻してもらえる美容

エステサロンでの仕事は、思っていた通り、人を元気にできる仕事でした。しかし、仕事は激務でした。毎日朝から深夜まで働き、月に1日も休みがないような日が続きました。

すると、次第に心が疲弊してきて、「何でこんなことをしているんだろう?」という気持ちになってしまいました。そんな状態なので、人と接するのも辛くなり、何も考えられない状況になってしまったんです。

そこで、一旦休憩しようと思い、半年ほどで会社を辞めることにしました。ただ、辞めてみると今度は「働かなきゃ」と焦りも出てきて、1ヶ月後には百貨店で働き始めることにしました。接客が好きなのは変わっていなかったので、百貨店でアパレルの販売員をしたいと思ったんです。

ところが、私が配属になったのは、化粧品を販売する美容部員でした。正直、美容の世界には戻りたくないと思っていたので、最初はあまりポジティブではありませんでした。「女の世界」の独特の雰囲気も苦手でした。

しかし、働き始めると、その不安よりも、お客さんから返ってくるものが圧倒的に大きかったんです。化粧品を買いに来てくれるお客さんが、「あなたと話に来た」と言ってくれることもありました。また、その場で口紅一本入れるだけで、見た目が綺麗になるだけでなく、元気になってもらうことができたんです。

私が働いていた店舗は、年齢層の高めの方や高齢者の方がよく来るお店で、訪れてくれた方に、「女性らしさ」を取り戻してもらえるのも嬉しかったですね。

自分が変わればもっと人の力になれる